ルリユール叢書<br> ドイツ・ヴァンパイア怪縁奇談集

個数:

ルリユール叢書
ドイツ・ヴァンパイア怪縁奇談集

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月09日 13時15分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 464p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784864882927
  • NDC分類 943
  • Cコード C0397

出版社内容情報

ポリドリ『ヴァンパイア』ブームのさなか、1820~30年代にかけて発表された、ラウパッハ『死者を起こすなかれ』、シュピンドラー『ヴァンパイアの花嫁』など怪縁が織りなすドイツ・ヴァンパイア文学傑作短編集。本邦初訳。ヴァンパイア学者が詳述する訳者解題「ヴァンパイア文学のネットワーク」を併録。

内容説明

ポリドリ『ヴァンパイア』ブームのさなか、1820~30年代にかけて発表された、ラウパッハ『死者を起こすなかれ』、シュピンドラー『ヴァンパイアの花嫁』など怪縁が織りなすドイツ・ヴァンパイア文学傑作短編集。本邦初訳。ヴァンパイア学者が詳述する訳者解題「ヴァンパイア文学のネットワーク」を併録。

著者等紹介

ラウパッハ,エルンスト[ラウパッハ,エルンスト] [Raupach,Ernst]
1784‐1852。1784年にシュレージエンのシュトラウピッツにある牧師の家に生まれる。ハレ大学で神学を学んだ後、兄のいるペテルブルクに移り創作を始める。さる侯爵家の家庭教師を務めるかたわら、大学教授としての業務に追われるが、外国人排斥運動を受けてドイツに戻る。宮廷顧問官のとりなしでベルリンの劇場に腰を落ち着け、1852年に死亡するまで創作を続ける

シュピンドラー,カール[シュピンドラー,カール] [Spindler,Karl]
1796‐1855。1796年にブレスラウの音楽教師の家に生まれる。父の仕事の関係でストラスブールに移住するが、フランス軍侵攻を受けてアウクスブルクに逃れる。演劇にのめり込み、十年ほど旅芸人の下働きをした後、スイスで作家として生計を立てようとする。最初はうまくいかず、生活のために数々の作品を発表した。32年にバーデン=バーデンに移住し、1855年に当地で死亡

ラウシュニク,ゴットフリート・ペーター[ラウシュニク,ゴットフリートペーター] [Rauschnick,Gottfried Peter]
1778‐1833/35?。1778年にケーニヒスベルクに生まれる。Ph.Rosenwall名義で風俗旅行記などを出版。オランダやドイツのライン地方、スイスなどを周遊した後にいくつかの雑誌・新聞を編集。最終的にライプツィヒに移り住み、当地で1833/35?に死亡

ヒルシャー,ヨーゼフ・エマニュエル[ヒルシャー.ヨーゼフエマニュエル] [Hilscher,Joseph Emanuel]
1806‐37。1806年にチェコのリトムニェジツェに生まれる。軍学校に入り、教師の影響で文学に親しむ一方で、軍人としても出世し、最終的には宮廷勤めを果たす。しかし、1837年にミラノで病死

ベック,カール・イジドーア[ベック,カールイジドーア] [Beck,Karl Isidor]
1817‐79。1817年に、ハンガリーのバヤに住むイスラエル人の両親のもとに生まれる。ウィーンで医学を学んだ後、メッテルニヒ体制の検閲を逃れてライプツィヒに移り、「若きドイツ派」のグスタフ・キューネと親交を結び、文学の道に入る。『鉄道』という詩で有名になった後、ニコラウス・レーナウなど数々の人物と交流する。脳炎によって、ウィーンの病院で1879年に死亡(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

55
『吸血鬼ポリドリ』以降に発表されたドイツの吸血鬼小説を集めた一冊。今から見るとオーソドックスな作品からちょっと捻った作品まで、割と幅広く収録されていて読んでいるこちらとしても楽しめる。ただ収められている作品はどれも原初のというか、民俗から文学への過渡期と感じる。どちらが上という話じゃなく語りの形式だけど。面白かったのはある一族の幾代にも及ぶ吸血鬼との関わりを描きどこか伝説めいた『ヴァンパイア アスキルト』とコメディ調の『ヴァンパイアとの駆け落ち』。巻末の年譜と訳者解説は力作で、こちらも読む価値大いにあり。2024/06/03

安土留之

5
ヴァンパイアはセルビア地方の民間伝承で、人格をもたない怪物であったが、1819年にポリドリの『ヴァンパイア』が発表され、貴族・放浪者・誘惑者という人格を持った存在として描かれたという。そして、本書は、1920~30年代、ポリドリ後のヴァンパイアブームのなかで発表された短篇7編を収録。   ヴァンパイアが類型化した現代の物語よりも、「原ヴァンパイア」とでもいうのだろうか、さまざまなヴァンパイアが登場し、面白かった。むしろこの時代の作品のほうが面白いでしょ、という編訳者のこだわりを感じる素敵な本と思う。 2024/03/22

氷沼

3
ポリドリによるヴァンパイアブーム真っ只中の1820〜30年代ドイツにおけるヴァンパイア文学を集めた一冊。初訳ばかりの収録作品はもとより、巻末のヴァンパイア関係事項年譜の資料的価値は、吸血鬼文学好きには捨て置けぬものがあると思う。 某通販サイトにて「価格が高い。装丁は大したことないのに価格が高い。いい紙使ってるわけでもないのに価格が高い」と、叩かれているのが印象的だった。 逆に僕は「いい買い物したな」と思っているし、ずっと書架に置いておきたい一冊。2024/05/23

むすび

0
ルリユール叢書2冊目。同程度の頁数の文庫本より軽そうな不思議な作りが面白い。紙はちょっと粗いか? 訳者はヴァンパイア学者とのことで、訳者解題はかなりの充実ぶり。改めて採録ラインナップを見れば、本邦初訳の情熱に圧倒される。 「死者を起こすなかれ」が特に印象深い。カーミラやドラキュラ伯爵に現れるような異国由来(なお詳細不明)の放浪者像ではなく、愛する者が蘇って怪物化するという物語世界土着のヴァンパイア。神話的な世界観で描いた理由はまさにそこかも。吸血の動機付けと、夫の糾弾を撥ねつける言葉の毒に痺れた。2024/09/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21739663
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品