ルリユール叢書<br> 恋の霊―ある気質の描写

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ルリユール叢書
恋の霊―ある気質の描写

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  • サイズ 46判/ページ数 344p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784864882682
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

出版社内容情報

斬新な構成、独特な心理描写で、彫刻家である主人公の、三代にわたる女性への愛情が赤裸に描かれる――唯美主義、ダーウィニズムの思想を取り込み、〈性愛と芸術〉の関係を探究し続けた英国ヴィクトリア朝の詩人・小説家トマス・ハーディが最後に著したロマンス・ファンタジー。

内容説明

斬新な構成、独特な心理描写で、彫刻家である主人公の、三代にわたる女性への愛情が赤裸に描かれる―唯美主義、ダーウィニズムの思想を取り込み、“性愛と芸術”の関係を探究し続けた英国ヴィクトリア朝の小説家トマス・ハーディが最後に著したロマンス・ファンタジー。

著者等紹介

ハーディ,トマス[ハーディ,トマス] [Hardy,Thomas]
1840‐1928。イギリス南部ドーセット地方の石工の家に生まれ、二十二歳でロンドンに出て建築事務所で働く。その後作家に転じ、そのキャリアの前半30年間で『ダーバヴィル家のテス』をふくむ十五篇の長編小説、短編小説集四篇、後半約30年間で叙事詩劇『覇王たち』と九百四十八篇の短詩を発表して、ヴィクトリア朝時代最後の大小説家にして詩人となった。神の見えない時代に文学の存在意義を探り、みずみずしい感性によって二十世紀のモダニズムの先駆者となり、D・H・ロレンスやフィリップ・ラーキンなど後世の作家に多大な影響を与えた

南協子[ミナミキョウコ]
1983年、千葉県生まれ。日本女子大学文学研究科博士課程後期単位取得満期退学。現在、神田外語大学、国士舘大学他非常勤講師。専門はトマス・ハーディ、ヴィクトリア朝児童文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

95
この作品でハーディに対しての違和感が嫌悪感に近くなった。田舎出身のハーディ自身であるから、『テス』などにおいては、彼女を酷い目に合わせるお金持ちの息子への批判精神が作品の根底にあるのかもしれないとは思っていたが……。「恋の霊」の主人公が自らを客観視できずに3世代の女性に恋したのだという問題点を描いたと思いたいが、彼の描く女性は本当に流されやすく、それは作者自身の女性観と重なるのではないかしらと思えてならず、そうするとハーディを受け入れられなくなるのだよなあ2023/10/17

ケイトKATE

26
彫刻家のジョスリン・ピアストンと、初恋の女性アヴィシー、アヴィシーと同じ名前の娘と孫への恋を描いた物語。最初のアヴィシーとの恋は、ピアストンが自ら捨ててしまったことで破綻したものなのに、娘と孫に恋をするのは往生際が悪すぎて不快感を持ってしまうものだが、ピアストンが60年の人生で容姿が若いままという設定がどこか浮世離れした所があり、ファンタジー小説と読めなくはない。しかし、リアリズムに徹した傑作『ダーバヴィル家のテス』と『日陰者ジュード』を愛読した者としては物足りない作品だった。2023/05/11

アドソ

11
初のトマス・ハーディ。タイトルからゴシックホラー的なものを想像したのだけれど、ほろにが系ラブロマンスでした。この時代ならではかもしれないけれど、わりとがっつり男性目線の都合のいいストーリーというか、いまどきの女性からしたら「気持ち悪」のひと言なのではないかと。でもこれは単にストーリーを追うタイプの小説ではないのかもしれない。遺伝の仕組みもよくわかっていなかった時代、閉ざされた土地で濃縮され受け継がれる遺伝子が、あたかも先祖代々の呪い的な現れ方をしたように描かれている。2023/09/23

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