出版社内容情報
20世紀スイスロマンド文学を代表する女性作家アリス・リヴァ――告白体の軽快な「女性の文体」で〈女の生〉を赤裸々に綴った、時代に先駆けたフェミニズム小説の表題作と、名もなき者たちの沈黙に言葉を与える詩的散文『残された日々を指折り数えよ』の2篇を収録。本邦初訳。
内容説明
20世紀スイス・ロマンド文学を代表する女性作家アリス・リヴァ―告白体の軽快な「女性の文体」で“女の生”を赤裸々に綴った、時代に先駆けたフェミニズム小説の表題作と、名もなき者たちの沈黙に言葉を与える詩的散文『残された日々を指折り数えよ』を収録。本邦初訳。
著者等紹介
リヴァ,アリス[リヴァ,アリス] [Rivaz,Alice]
1901‐98。フランス語圏ヴォー州生まれのスイスの作家。ローザンヌ音楽院でピアノを習得後、ジュネーヴのILOに就職。長年勤めたILOでの体験を元に、オフィスで働く女性を主人公にした、新しい「女性の文体」を追求。その独創性は時代に先んじたフェミニズムに留まらず、プロテスタント社会への痛烈な批判など、最も根源的なタブーを打ち破るところにあった
正田靖子[ショウダヤスコ]
1958年、東京都生まれ。上智大学大学院文学研究科フランス文学専攻博士後期課程単位取得退学、チューリヒ大学で博士号(文学)取得。仙台白百合女子大学助教授、ラヴァル大学(カナダ)文学部招聘教授を経て、現在、慶應義塾大学ほか講師。専門はスイス・ロマンド文学、フランスロマン主義文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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