出版社内容情報
挿絵59点+カット8点完全復刻
昭和8年の息吹きが、88年の時を経て、新漢字・新仮名遣いでよみがえる――。
邦枝の「江戸」を絵で昇華させた〈雪岱調〉の完成形。
朝日へ書いた『おせん』の挿絵の如き特に雪岱氏の代表作ともいふべきもの――邦枝完二
昭和8年(1933)に「東京朝日新聞」および「大阪朝日新聞」で59回にわたり連載された小説『おせん』。
著者・邦枝完二(1892─1956)と挿絵画家・小村雪岱(1887─1940)の才能の結晶。
『小村雪岱随筆集』『小村雪岱挿絵集』につづく、その仕事の軌跡。
内容説明
一流の証とされた新聞連載の仕事を再現。昭和8年(1933)の息吹きが、88年の時を経て、新漢字・新仮名遣いでよみがえる―。邦枝の「江戸」を絵で昇華させた“雪岱調”の完成形、記念碑的作品。挿絵59点+カット7点完全復刻。
著者等紹介
邦枝完二[クニエダカンジ]
本名邦枝莞爾。明治25年(1892)、東京市麹町区生まれ。慶応義塾予科に入学。永井荷風に私淑し、『三田文学』に小説などを発表した。時事新報社や帝国劇場文芸部を経て、作家として独立。江戸情緒あふれる浮世絵的な作品で、作家としての地位を確立した。昭和31年(1951)歿
小村雪岱[コムラセッタイ]
本名安並泰助(旧姓小村)。明治20年(1887)、埼玉県川越町生まれる。明治41年(1908)、東京美術学校日本画科選科卒業。大正3年(1914)、泉鏡花『日本橋』の装幀でデビューし、以後、装幀家や舞台装置家、挿絵画家として活躍する。昭和15年(1940)歿
真田幸治[サナダコウジ]
昭和47年(1972)、神奈川県横浜市生まれ。平成8年(1996)、日本大学芸術学部美術学科卒業。装幀家。小村雪岱研究をライフワークとしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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