内容説明
江戸時代に諸国を行脚し、旅先で歌仙を巻いた実在の女俳諧師・五十嵐浜藻。そして彼女が史上初めて完成させた、すべて女性ばかりの付合(連句)集『八重山吹』。江戸期に比類のない同書の始まりの地・長崎(=崎陽)を舞台に、俳諧小説の第一人者が大胆に描く長篇。
著者等紹介
別所真紀子[ベッショマキコ]
1934年、島根県生まれ。詩人・作家。連句誌「解纜」主宰。著書として評論に『芭蕉にひらかれた俳諧の女性史』(長谷川如是閑賞入賞論文所収)、『江戸おんな歳時記』(幻戯書房刊。読売文学賞随筆・紀行賞受賞)、小説に『雪はことしも』(表題作で歴史文学賞)、『つらつら椿 浜藻歌仙帖』(町田文化賞)、ほかに詩集四冊、童話などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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