内容説明
60年代は無駄ではなかった。長い時を経て、ちょっと「彼ら」が気になる日々、時代の変革期、好奇心・反抗心、得たもの・失ったもの。忘れ得ぬ、苦い苦い青春記。
目次
六〇年代の別れかた
最後の入学式
書を捨てよ、街に出よう
古ぼけた校舎の記憶
にっぽん紅衛兵の夏
道化にしかなれないぼくたち
辺境には何かがある
映画の時代
来るべき一九七〇年
七〇年は来たが
ぼくたちは本も読んだ
われらがわれに還り行くとき
もうすぐ冬がくる
三十八年目、七人の旅
著者等紹介
小野民樹[オノタミキ]
1947年群馬県生まれ。都立西高、早稲田大学法学部卒業。72年から出版社勤務、2007年から10年間、大東文化大学文学部教授を務める。現在無職渡世。編集者として、「岩波同時代ライブラリー」「岩波現代文庫」創刊(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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