関東戎夷焼煮袋

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関東戎夷焼煮袋

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  • サイズ B6判/高さ 20cm
  • 商品コード 9784864881203
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

上方・大阪を出て、関東で暮らす「私」が、ソウルフードであるうどん、ホルモン、いか焼きなどをこしらえ、食し、見えた宇宙。

町田 康[マチダ コウ]

内容説明

故郷喪失の悲しみから、上方のソウルフード、うどん、ホルモン、お好き焼、土手焼、イカ焼を拵え、これを食すことで見えた宇宙。革命ではない。維新でもない。もちろん自由や平等でもない。愛などという眠たいものでもない―大坂の魂を取り戻す、ビルドゥングスロマン。

目次

うどん
ホルモン
お好み焼
土手焼
イカ焼

著者等紹介

町田康[マチダコウ]
1962年1月15日、大阪府生まれ。作家、パンク歌手。府立今宮高校に入学した77年、パンクロックに触発され級友らとグループを結成、貸しホールや公民館で演奏会を開く。79年、グループ名を「INU」と定め、京都大阪、渋谷吉祥寺などで演奏。高校を卒業した80年頃より町田町蔵を名乗り、81年3月「メシ喰うな」でレコードデビュー、8月にINU解散。以後もさまざまな名義で音楽活動をつづけている。また82年の「爆裂都市 B´URST CITY」、95年の「エンドレス・ワルツ」など映画俳優としても活躍。「くっすん大黒」で97年Bunkamuraドゥマゴ文学賞、野間文芸新人賞受賞。以後2000年「きれぎれ」で芥川賞、01年詩集『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、02年「権現の踊り子」で川端康成文学賞、05年『告白』で谷崎潤一郎賞、08年『宿屋めぐり』で野間文芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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starbro

116
町田康は、マイブームの作家で最近新作をコンスタントに読んでいます。関東戎夷(蛮族)に成り下がった似非関西人の著者が描く私小説的連作短編集、大阪B級グルメ【ビストロ町田康】失敗篇といった感じでしょうか?下らなさは天下一品で面白いですが、町田康フリークもしくは大阪B級グルマン以外にはオススメしません。幻戯書房(この出版社の存在も初めて知りました。角川書店の創立者角川源義が自宅を「幻戯山房」と称していたことに由来しているとのことです)の本を初めて読みましたが、売れないだろうなぁ!今月は本書で読了です。2017/04/30

ペグ

78
たかだかといってはなんだけど(されど、だからこその)故郷、大阪ソウルフードに想いを馳せ、そこからどんどん内面に入り込んで、気がつけば(「イカ焼き」の項)最後[室]の中で、脳は痺れ、国芳にも似た地獄絵図と化す。町田康、恐るべし。その文章の迫力に飲み込まれそうになった。やはり町田康は面白くて可笑しい。2020/04/06

ペグ

74
町田康は全くもって、厄介な作家である。併読中の本が何冊かあるにもかかわらず、その作品を開いた瞬間から脚を体を頭脳を引きずりこまれてしまうのである。生まれ育った大阪のソウルフードを取り戻し再現するという企画の為に、うどんから始まり苦悶しながらも(作り)、(探し求める姿)は痛々しい。その妄想は花火の如く、最後のイカ焼きでスターマインの乱舞!2017年出版のこのエッセイは未だ町田康の妄想力を衰えさせていないことを証明。益々磨きがかかったみたいだ。顔面崩壊の危機である。2019/02/02

HANA

68
大阪人としての魂を忘れ、関東戎夷と成り果てた著者。今、魂を取り戻すべく、上方の食べ物を食べようとする。先に読んだ『餓鬼道巡行』と同じく食べ物エッセイ。内容的にはうどん、お好み焼き、土手焼き、イカ焼きを作ったり食べたりするだけの話なのだが、それが溢れんばかりの言葉の洪水で成り立っており、それに押し流されるようにして読了。ただ食べ物を作り食べるだけなのに、そこにあるめくるめく言葉のリズム。それがいちいち吹き出さずにはいられないような単語を伴ってくるのだから、もうね。日常がどんどんと変化していく様、最高でした。2018/04/22

おいしゃん

50
大阪の食べ物を、いかに本場らしく作るか奮闘するうちに、いつもの町田ワールドに入ってしまう短編集。リフォームを非常に現実的に記述、考察するうちデロンデロンの町田ワールドになる「リフォームの爆発」と似た面白さがある。2017/04/26

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