出版社内容情報
戦が迫る奄美での恋、結婚、試練の生活、再び奄美へ。戦後日本文学史上最も激しく愛を深めた夫婦の、妻による回想。初書籍化。
島尾ミホ[シマオ ミホ]
1919年生まれ。奄美・加計呂麻島の島長で祭事を司る「ノロ」の家系に生まれる。海軍の震洋特攻隊長として島へ赴任してきた島尾敏雄と出会い、46年結婚。2007年、奄美市の自宅で死去。著作としてエッセイ集『海辺の生と死』(中公文庫、田村俊子賞受賞)、小説『海嘯』(幻戯書房刊)、対談『ヤポネシアの海辺から』(石牟礼道子共著、弦書房刊)などがある。
内容説明
戦が迫る島での恋、結婚と試煉、そして再び奄美へ―戦後日本文学史上もっとも激しく“愛”を深めた夫婦の、妻による回想。南島の言葉ゆたかに記憶を甦らせるエッセイ集。
目次
1(出会い;錯乱の魂から蘇えって ほか)
2(『震洋発進』への思い;著者に代わって読者へ ほか)
3(加計呂麻島の事など;母の料理帳 ほか)
4(かんてぃみ;うらとみ)
5(震洋搭乗;御跡慕いて―嵐の海へ)
著者等紹介
島尾ミホ[シマオミホ]
作家。1919年10月24日、鹿児島県大島郡瀬戸内町加計呂麻島生まれ。東京の日出高等女学校を卒業。加計呂麻島の国民学校に代用教員として在職していた戦時中、海軍震洋特別攻撃隊の隊長として駐屯した作家の島尾敏雄と出会う。敗戦後の46年、結婚。75年『海辺の生と死』で南日本文学賞、田村俊子賞を受賞。2000年、アレクサンドル・ソクーロフ監督の映画『ドルチェ―優しく』に主演。07年3月25日、脳内出血のため奄美市浦上町の自宅で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なお
gtn
蛸墨雄
ひるお
かめあい