愛の棘―島尾ミホエッセイ集

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愛の棘―島尾ミホエッセイ集

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784864881029
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

戦が迫る奄美での恋、結婚、試練の生活、再び奄美へ。戦後日本文学史上最も激しく愛を深めた夫婦の、妻による回想。初書籍化。

島尾ミホ[シマオ ミホ]
1919年生まれ。奄美・加計呂麻島の島長で祭事を司る「ノロ」の家系に生まれる。海軍の震洋特攻隊長として島へ赴任してきた島尾敏雄と出会い、46年結婚。2007年、奄美市の自宅で死去。著作としてエッセイ集『海辺の生と死』(中公文庫、田村俊子賞受賞)、小説『海嘯』(幻戯書房刊)、対談『ヤポネシアの海辺から』(石牟礼道子共著、弦書房刊)などがある。

内容説明

戦が迫る島での恋、結婚と試煉、そして再び奄美へ―戦後日本文学史上もっとも激しく“愛”を深めた夫婦の、妻による回想。南島の言葉ゆたかに記憶を甦らせるエッセイ集。

目次

1(出会い;錯乱の魂から蘇えって ほか)
2(『震洋発進』への思い;著者に代わって読者へ ほか)
3(加計呂麻島の事など;母の料理帳 ほか)
4(かんてぃみ;うらとみ)
5(震洋搭乗;御跡慕いて―嵐の海へ)

著者等紹介

島尾ミホ[シマオミホ]
作家。1919年10月24日、鹿児島県大島郡瀬戸内町加計呂麻島生まれ。東京の日出高等女学校を卒業。加計呂麻島の国民学校に代用教員として在職していた戦時中、海軍震洋特別攻撃隊の隊長として駐屯した作家の島尾敏雄と出会う。敗戦後の46年、結婚。75年『海辺の生と死』で南日本文学賞、田村俊子賞を受賞。2000年、アレクサンドル・ソクーロフ監督の映画『ドルチェ―優しく』に主演。07年3月25日、脳内出血のため奄美市浦上町の自宅で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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なお

20
図書館本。ミホさんが愛憎の渦にいたのをもう一人のミホさんが客観的に見ていた様に綴られている。何だかこのエッセイは穏やかだ。2017/04/18

gtn

8
軍人らしくない島尾中尉がミホの勤める国民学校に来たのが初めての出会い。戦後、島尾を追い求め、加計呂麻島を去り、結婚。しかし、夫は「小説書きというへんな職業」を身につける。漸う生活の乱れる夫。しかし、ミホは夫の気持ちを理解するために、銀座のバーで真紅のイブニングに身を包む。そこまで尽くしたミホが、夫の不貞を知った時のショックはいかばかりだろう。本尊と思っていたら、謗法の輩だったのである。信仰の拠り所を失った瞬間、狂気が生まれる。2019/05/14

蛸墨雄

1
一応読んだことにする。第4章の奄美語で書かれた民話は今週末ゆっくり音読しつつ楽しみたい。漢詩を嗜んだ父親から小学生時代から指導を受けていただけあって、ミホさんの作品のほうが夫敏雄のものよりも漢字が多くて読みやすい。しかしラブラブなんやなぁ。ここまで愛し尽くされたら、多少ツライかもしれない。映画の予習で読みさしの『死の棘』を次は読み上げたい。ただ、もうええは。つらすぎる。2017/08/02

ひるお

1
『死の棘』『海辺の生と死』はともに未読だが、島尾敏雄とミホの歪んだ日々については何かの特集で読んだことがあった。その上で本書を読んでみて、その穏やかさに驚いた。島長の娘と特攻隊長の、まるで映画のような、運命の出会い。しかし、それは次第に狂気の日々へと変わっていく。読み進むにつれ、穏やかで教養溢れる文章の中に、狂気が沈んでいるのが疑いなく感じられるようになった。特攻隊長であった島尾敏雄との出会いと、死を覚悟した日々のことを繰り返し、執拗に書いているあたりにも。 烈女、という言葉が自然と浮かんでくる。2017/07/08

かめあい

0
南の島の美しさが目に浮かぶよう。島尾敏雄がミホにはまべのうたを渡し、ミホが夜の闇にまぎれて敏雄に会いに行く様子はまさに映画のよう。震洋艇に乗って加計呂麻島を出る所、詳しく読んだの初めてだった。正に命をかけた恋。死の棘また読もう。2016/09/14

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