内容説明
この国の激動を百年見つめてきたからこそ、言い違しておきたいこと。長年の交流を持つノンフィクション作家が新資料もふまえ、孤高の日本画家の足跡を丹念にたどる決定版・評伝。
目次
序章 高麗山
第1章 「乱世」を生きる
第2章 二・二六事件の目撃者
第3章 師友・柴田安子との出会い
第4章 神楽坂
第5章 堀家の太平洋戦争
第6章 焼け跡からの再起
第7章 平和主義者の外交官
第8章 転機
第9章 生々流転と反骨精神
終章 虹の橋を渡りたい
著者等紹介
中田整一[ナカタセイイチ]
1941年生まれ、熊本県出身。66年、九州大学法学部卒業後、NHK入局。現代史を中心としたドキュメンタリー番組に携わる。文化庁芸術祭優秀作品賞、日本新聞協会賞、放送文化基金個人賞など受賞多数。退局後、大正大学特任教授を経て、執筆活動に専念。2005年刊『満州国皇帝の秘録ラストエンペラーと「厳秘会見録」の謎』で毎日出版文化賞、吉田茂賞、10年刊『トレイシー日本兵捕虜秘密尋問所』で講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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