内容説明
歴史のなかには、まずあなたがいて、わたしがいて、誰でもない人が書きしるした、誰のものでもある声に、じっと耳をかたむけること。このように生きた人がいたと、慎みをもってのこす、言葉の奥行き。単行本未収録エッセーを中心に、著者自らが厳選、改稿、構成した最後のメッセージ。
目次
枕草子の記憶
妙心寺松籟
「学び」をめぐる風景
『学問のすゝめ』のすすめ
『米欧回覧実記』を読む
懐徳堂という名の学校
内村鑑三の二宮金次郎
ノーマンの安藤昌益
詩を胸中に置く
森鴎外の澁江抽斎〔ほか〕
著者等紹介
長田弘[オサダヒロシ]
1939年、福島市生まれ。詩人。早稲田大学第一文学部卒業。65年、詩集『われら新鮮な旅人』(思潮社/定本版みすず書房)でデビュー。82年『私の二十世紀書店』(中公新書/みすず書房)で毎日出版文化賞、98年『記憶のつくり方』(晶文社/朝日文庫)で桑原武夫学芸賞、2009年『幸いなるかな本を読む人』(毎日新聞社)で詩歌文学館賞、10年『世界はうつくしいと』(みすず書房)で三好達治賞、14年『奇跡―ミラクル―』(みすず書房)で毎日芸術賞受賞。15年5月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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