疎開した四〇万冊の図書

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784864880305
  • NDC分類 014.6
  • Cコード C0000

内容説明

太平洋戦争末期、大八車を押し、あるいはリュックを背負って、何度も、貴重な本を運んだ人々がいた―。旧都立日比谷図書館を中心とした記録。

目次

第1章 文化か、人か
第2章 時代を映す鏡
第3章 国策としての図書疎開
第4章 中田邦造の読書会運動
第5章 疎開の困難と障害
第6章 わずかな時間差
第7章 躊躇による失敗
第8章 事業の打ち切り

著者等紹介

金高謙二[カネタカケンジ]
映画監督、テレビディレクター。1955年、東京都江戸川区生まれ。73年、国立館山海員学校卒業。外航船ケミカルタンカーの船員となる。75年、イタリアペルージア外国人のための語学大学に留学、目的はローマチネチッタ前の映画学校入学だったが、閉鎖中でやむなく断念、帰国。77年、人形劇団ドレミ座入団、TBSの子ども番組や地方の小学校への巡回公演をする。79年、ビデオ制作会社入社。81年、フリーの映画助監督となり、主に近代映画協会で新藤兼人監督に就く。92年、自主制作開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ひめありす@灯れ松明の火

47
本を焼く国は、人を焼く。人を焼く国は、国を滅ぼす。本を焼く事は、国の文化そのものを焼く事。『図書館戦争』を始め色々な本で教えられ、自分でもそう感じていて。あれはお伽話だと思っていたから、本を焼かれる痛みは眼を閉じて耐えられた。だけどそれに近い事が事実としてあった。あの世界がお伽話でも空想でも、何でもなかった事が酷く衝撃だった。たまたま神田古本まつりで見かけて、手に取っただけ。でも得た物は大きい。辛かったけれど、本を好きな人間として、この本は読まなくちゃいけなかったと思う。きつかったけれど、読んで良かった。2013/11/19

ぶんこ

43
この本を読んでいて強く感じたのは、「実話を元に小説を書く作家は凄い」でした。いかに読み手に伝わるように書くか。物語化する事で、自然に伝わってくるのだと痛感したのは、この本が資料であって物語では無かったからです。時々心にグッときたのは、本の疎開に尽力した方々の回想録などを転載した部分でした。著者が書いた部分では、「米国が統治後の建物接収や所蔵品活用を考えた上で、計画的に爆撃した」と知って、唖然としたところ。文化や文献を護る事に尽力し、焼かれるのを目の当たりにした人々の苦労、切なさは伝わってきました。2017/04/21

壱萬弐仟縁

35
本は文化の要(12頁)。通俗図書館:日比谷図書館(20頁)。新刊本も大事だが、古本には時代を写す鏡以上に大事なことも詰まっているはず(35頁)。植民地図書館(48頁~)。読書が皇民化の武器になる。そのために読書会。これではいけない。平和のための読書会でなくてはならぬ。帝国図書館の蔵書疎開を受け入れたのが県立長野図書館(65頁)。県民の3%しか利用していないが、勿体ない限り。読書学級:中田那造(1897-1956)は月1読書会に出席。買い上げ図書は蒐集家が所蔵していた貴重書(120頁)。2015/02/23

おさと

12
本を守った人たちがいた。何もかも燃やし尽くすだけの戦争、もういらない。2016/07/22

イボンヌ

10
書籍は大切だという人が沢山いて、戦時下で大変な時にも命がけで本を疎開させた人達が居たことに感動しました。 大切な記録は財産なので、残さないといけない。2021/02/11

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