内容説明
やまのきつねのこに、えはがきがとどきました。にんげんのまちにすむおじさんからです。うみにあそびにおいで、とかいてありました。
著者等紹介
はせがわさとみ[ハセガワサトミ]
静岡県生まれ。絵本ワークショップ「あとさき塾」で学ぶ
nakaban[ナカバン]
画家。絵画や絵本を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とよぽん
49
ハラハラドキドキしたが、運転士さんも・・・。絵がとても素敵で、気持ちが伝わる。私もバスに乗ってどこかへ行きた~い!2022/11/17
どあら
33
図書館で借りて読了。ドキドキ・ワクワクほっこりするお話でした😊2023/06/18
ヒラP@ehon.gohon
28
初めて、一人で路線バスに乗っておじさんの住む街へ出かける、きつねの子の緊張感がひしひしと伝わってきます。 人間に化けたきつねの周りにいるのは本当の人間です。 ばれてはいけないし、降りる場所を間違えてはいけません。 予想外なことが起こって、パニックになったきつねの子の、心情は痛々しいです。 それだけに、次に起こった予想外な展開に救われたように思いました。 nakabanさんの、きつねの子の気持ちを塗り込めたような絵にも魅力を感じました。2022/07/24
anne@灯れ松明の火
21
大好きなはせがわさん。SNSご紹介で、未読だったことを思い出して予約。絵はnakabanさん。表紙を見ると、動物の世界の話かと思うが、実は人間社会が舞台。きつねの子は人間に化けて、バスに乗って、おじさん(人間に化けて暮らしている)の家に遊びに行くことになる。降りるバス停の覚え方が独特で、どうなることかと思っていると……。初めての経験で、思いがけず困ったことになるきつねの子。不安な気持ちがすごく伝わってくる。だからこそ、その後の展開で、心が浮き立った。さすが、はせがわさん♪ nakabanさんの絵も素敵だ。2023/01/17
ケ・セラ・セラ
20
山のキツネの子が人間の町に住むおじさんから、海に遊びにおいでと誘いがありました。一人(匹)で向かうキツネの子。初めてのバス。大人の私でも初めて行く場所では停留所を間違えないようにとちょっとドキドキするものです。それにもまして人間の姿に化けているキツネの子の緊張は相当なものでしょう。さらにとんでもないアクシデント。これは読んでいる子どももキツネの子と一緒に不安で悲しくなることでしょう。最後は思わぬ嬉しい展開で良かった良かった。ハラハラドキドキ感満載の素敵なお話でした。2022/08/06