出版社内容情報
手島 圭三郎[テジマ ケイザブロウ]
北海道生まれ。『しまふくろうのみずうみ』では絵本にっぽん賞を、『きたきつねのゆめ』はボローニア国際児童図書展グラフイック賞を、『おおはくちょうのそら』はドイツ児童文学賞絵本部門ノミネート賞など、数々の賞を受ける
著者等紹介
手島圭三郎[テジマケイザブロウ]
北海道生まれ。「しまふくろうのみずうみ」で絵本にっぽん賞、「きたきつねのゆめ」でボローニァ国際児童図書展グラフィック賞受賞、’87ニューヨークタイムス選世界の絵本ベストテン。「おおはくちょうのそら」’88ニューヨークタイムス選世界の絵本ベストテン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
80
この絵本も厳しい冬を乗り切っていく動物たちの話。きたきつねは、しろふくろうの食べ残しを食べて生きる。しまふくろうがいたことで、生きることが出来たのだ。生きることは、一人じゃない。流氷がやってくる最果ての地で繰り広げられる動物たちの「助け合い」が感動的だ。2021/12/02
yomineko@ヴィタリにゃん
52
手嶋さんの素晴らしい版画の「いきるよろこびシリーズ」は国宝だと思う。冬に狩りの出来ないキタキツネは、狩りが上手なシロフクロウの食べ残しをもらって生き抜いている。ある日、シロフクロウがカラスの群れに襲われているのを見たキタキツネ、カラスを追い払う。森の中では、動物たちは持ちつ持たれつ、助け合って生きている😊しかし、人間界では一部の人間が富を独占して、下位の者に配る事はない。動物たちの方が格上。2024/05/10
sonettch
10
なつになり、きたきつねがかいがんでみつめるしろいくもは、なんとなくしろふくろうににていました。2017/07/30
大島ちかり
8
カラスに追われるしまふくろうにきたきつねが登場する構図が素敵。2023/12/20
はる
7
冬の困難な時期キタキツネの命を繋いだシロフクロウも流氷とともに去っていった。砂地に花を咲かせるスカシユリの叢、キタキツネの前の穏やかな海、風に乗り空を走る雲。一冬を越したからこそ起こる愛惜。2022/06/05
-
- 和書
- 文化人類学 人文科学選書