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津軽こぎんと刺し子―はたらき着は美しい (2版)

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  • サイズ A5判/ページ数 83p/高さ 21X21cm
  • 商品コード 9784864807036
  • NDC分類 753.7
  • Cコード C0372

目次

刺し子・仕事着の原点
図版構成(津軽・南部;庄内;佐渡;会津;東京;志摩;阿波;瀬戸内;博多;刺し子の原点)
津軽こぎんと南部菱刺し
聞き書き再録
手仕事の快楽
木綿以前の衣文化
現代の暮らしと刺し子

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

24
書庫整理中。INAXギャラリーの展示より。去年の冬はスコットランドの伝統編み物にはまったが、もともと北国の手仕事が好きなんだな、と再確認。あとこのシンプルで力強いデザインがたまらない。2020/05/14

風地

10
副題にあるよう、働き着として、布の補強として行われていたことを知った。また、農民たちが大変な思いをして麻から育て、こぎんを作っていたことに胸をうたれた。こぎんの写真をすべてをカラーにできなかったのは仕方ないとは思うものの、わかりづらく残念。また、段組が凝りすぎていて読みづらかったのがなんとも…。実際にこぎんを刺していた方たちから聞き取った言葉が心に沁みました。一枚のこぎんを作る中で、刺すだけの手間は全体の十分の一にも達しないとのこと。刺し子でもなんでも、その文化の背景を知るということは大切だと思った。2022/10/08

ユウティ

6
読み応えがあってとても良かった。志摩の長着は一代に一着しか出来ないと言われるほどの品だった。火消しの長着は裏地を派手にして鎮火後に裏返して見せたらしく、粋でかっこいい。最後の方に東北の刺し子と女性たちの聞き書きなど。なぜ糸だけ木綿?と思っていたが、藩は自国で生産できない木綿をなかなか解禁しなかったそうだ。子どもが沢山いると食わせられても着せることができないために間引いたとか厳しい話も出ていた。ほとんど印をつけずに刺すということは多少はつけていたのかな?実際どう着物に刺していったのか知りたくなる。2025/06/08

ふう

4
もう四十年以上前に母に買ってもらったこぎんの本はアマゾンでも見当たらない。現代にも応用できるモダンな技法、として伝統が今に息づいていることの紹介が新鮮だったその本に対し、これは実際に、綿の北限を越えた青森で、補強と防寒のために縫われたもの、木綿の古手ものを継ぎ接ぎして仕立てたもの、あるいは海女たちの労働着として、無駄のない美しさが伝えられてきて素晴らしい。お互いに交流があったわけでもあるまいに、働き着の美しさに共通するものを感じる。抜いての方々の聞き書きがじんわりくる。 2015/07/12

Koki Miyachi

1
津軽こぎんと刺し子について。どのように生まれたか、日本各地の刺し子、かつての女性の生活と刺し子、世界の刺し子など、豊富な図版と解説。その文化的背景と歴史が理解できた。刺し子の実際の刺し方についての説明がなかったので、他の資料を探すことにしたい。2025/09/30

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