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目次
南太平洋のタパ(パプアニューギニア;フィジー;トンガ;サモア)
遊牧民のフェルト((新彊ウイグル自治区;トルコ;イラン)
織物以前のはなし―南太平洋から
布と紙の起点を探る新機軸
綿打ち弓考―北欧からユーラシア大陸、日本まで)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ネコネ
1
布のもつ力を体感するには、ギャラリーで見たかったなと思いつつ。それぞれの研究者がフィールドワークからの知見を伝えてくれる充実した内容でした。精神的なタパと物質的なタパの考察はとても興味深く、色々考えさせられる…。技術の伝承や民族のアイデンティティ、外へ開かれるもの、内側をまとめるもの…。 フェルトの方は、思いがけず綿打ち弓の話に触れられて、今までの認識が更新されてうれしい驚き。羊毛と綿の作業の相違とか、家内用から産業化するまでのグラデーション上に現れる道具、職能集団…。知らない事知りたい事がいっぱいだ…。2021/08/28