地域社会圏主義 (増補改訂版)

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  • サイズ キガイ判/ページ数 159p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784864803045
  • NDC分類 365.35
  • Cコード C0052

内容説明

既存住宅地の「地域社会圏化」とはつまり、「脱専用住宅化」である―住まいを変えれば、日本は変わる。木造密集住宅地の地域社会圏化9ページを加えた決定版!

目次

第1章 地域社会圏リアル(どのように住むか;どのように運営するか;郊外高密モデル;都心超高密モデル;地域社会圏をめぐる議論;地域社会圏経済;経済学から見た地域社会圏;「地域社会圏化」=「脱専用住宅化」;木造密集住宅地の地域社会圏化;計画者の視点から防災を考える)
第2章 地域社会圏リフレクション(住まいがつくる、その場所固有の経済活動;住まいは社会を大きく変える;おひとりさまたちの共住;住空間・生活像・運営システムの設計)

著者等紹介

山本理顕[ヤマモトリケン]
1945年北京生まれ。建築家。2007‐2011年、横浜国立大学大学院教授。現在、日本大学大学院特任教授。山本理顕設計工場主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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たかぴ

1
セキュリティ!!プライベート!!な今の暮らしに対する理顕さんの提案。プライベートがミニマムになれば…など割と近いことを考えていたので、それを具体化していくように読み進められて面白かった。2015/06/03

MR直毛

0
コミュニティーについて考える時に参考になりそうな本。1920年代から取り入れられた、今では常識の認識となっている「一家族=一住居」の関係の実質的な崩壊について書かれている。自分にとっては1920年までの関係が違っていたこと自体が驚きなのだが、そう考えると今の「一家族=一住居」の関係が最高の関係でないことも納得がいきそう。2014/10/11

Katsuya Norihiko

0
興味深い。新しい暮らし方の提言。確かに現代日本はプライバシーの保護が叫ばれすぎている気はする。2014/05/05

NORI

0
現代日本の住環境は、戦後復興期からの国策により、固定的な価値観と画一的な仕様で大量生産され与えられ続けてきたものであり、決して私達が選びとってきたものではない。高度経済成長期の住宅需要に対して一定の役割は果たものの、功罪両面あり現在では実際の生活様式に合わず既に破綻しているとの指摘。「一住宅=一家族」をはじめ、寝食分離の間取りや都市計画における職住分離といった形がいかに固定観念であったかを痛感する。それら制約の一切を取り払って自由に発想した先に、エネルギーや福祉など様々な社会問題解決への糸口も見えている。2014/01/24

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