目次
第1部 「また明日も観てくれるかな?」 2016年10月15日~10月31日@歌舞伎町商店街振興組合ビル(ステートメント;写真構成 「また明日も観てくれるかな?」展示風景;座談会 不可能を可能にした展覧会―街とアートの関係の好転(手塚マキ×卯城竜太×エリイ) ほか)
第2部 解体されるビルと生まれ変わるビル 2016年11月~2017年6月(写真構成 歌舞伎町商店街振興組合ビルの解体;写真構成 キタコレビルの改築)
第3部 「道が拓ける」 2017年7月29日~8月27日@キタコレビル(道の開通にあたって;オープンハウスのご案内;写真構成 「道が拓ける」展示風景 ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
allite510@Lamb & Wool
5
解体直前の歌舞伎町商店街振興組合ビルを会場に、床に穴を開けたり様々なイベントやパーティーを行ったり、高円寺キタコレビルの私有地内に公共空間としての道を作るなどのChim↑Pomの一連の作品、「Sukurappu ando Birudoプロジェクト」の記録。新宿の開催期間中、会場に行けない私は関連Tweetを見ながら悔しさでジリジリし続けていた。人を不快な気持ちにさせる要素も多いアーティスト集団だが、2020を前にスクラップ&ビルドがドサクサまぎれのように進む中、(続く)2017/11/26
の
3
現代アーティスト集団Chim↑Pomが東京の「スクラップ&ビルド」をテーマに始動したブロジェクトの全記録。歌舞伎町の取り壊すビルにアートを設置してビルと共に解体したり、解体されたビルの廃材を用いたアートを自らのアトリエに製作したりと、建築や街づくりの面からアプローチしている。災害の度に都市が建て替えられるのは、東京の新陳代謝が早いせいもあって、当然そこから取り残されてしまった人々もいる。歌舞伎町に集まる人々は、好きで集まっているのではなく、流れ着いた先が歌舞伎町だった。アートによって都市のあり様を再確認。2017/11/03
トビケ
0
同時代に生きているものとして、追いかけるに足る強度を持つ集団と思うが、このコンセプトはそれほど響かない。新宿に愛着が無いからかもしれないが、街を眺め始めた時から気付いている、感じていることの等倍再生産以上では無い。2018/04/28
びす子ちゃん
0
場所とアーティストの相性がすばらしく、歌舞伎町という特殊な、そして謎な場所がチンポムによってみるみる見えてくる。高円寺のキタコレはこれからどうなるのか楽しみだ。アーティストというだけでなく、都市で遊びまくっている人たち、ある意味当事者による都市論だから面白いし、手塚さんや周防さんなどゲストの参加によって深みが増していると思う。2018/02/19