感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
6
ケースワークの母と呼ばれるリッチモンドが最初に著した本です。ソーシャルワークのあり方を模索するうえでとても勉強になりました。訳者のはしがきに述べられていますが、生活支援は安易な同情で行うのではなく、プロが必要であり、リッチモンドの友愛訪問員などを指導する際の妥協を許さない厳しさがあります。それは、生活問題に寄り添う今日のワーカーにも通じるものがあると思います。本文の中でも生活問題の背景を理解する必要性や訪問員が貧しい人々から学ぶ必要があることなど、大切な視点が多く含まれていたと思います。2014/08/03
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- 和書
- 黒田長政 人物文庫