出版社内容情報
いろは坂、足尾銅山、華厳の滝、合戦場。名所に巣食う怪異が栃木をむしばむ……!
内容説明
栃木に巣食う恐怖があなたを襲う。
目次
都賀病院(下都賀郡都賀町)
二つの御霊(新栃木)
遺品整理(芳賀郡市貝町)
六方沢橋の怪異(六方沢橋)
怪異が多発するスーパー(宇都宮市)
もともと人かも分からないやつ(日光市ウエスタン村)
夜中に響き渡る泣き声(鹿沼市)
おんぎゃあ(憾満ヶ淵)
パラグライダー(宇都宮市)
鬼(宇都宮市某レンタルビデオ店)〔ほか〕
著者等紹介
由乃夢朗[ヨシノユメロウ]
ゲームのグラフィックを中心にイラストレーターとして勤める傍ら、(株)山口敏太郎タートルカンパニーにタレント、ライターとして所属し、トークイベントなどもこなす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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韓信
1
いわくつきの古刹や廃墟、自殺スポット等々、栃木県内が舞台の怪談集。栃木へ遊びに行くので予習として読了。意外と華厳の滝は直接的な話ないのね。個人的には合戦場(地名です)が舞台の「斬首刑場跡」が想像力をかきたてられて良い。ネットで募集したらしき話をそのまま書くコタツ怪談だけでなく、きちんと現地へ取材に行く著者の姿勢はまあ好感がもてるのだが、霊感持ちの自分語りと文章が装飾過剰で説教臭くもあり、読んでいてげんなりするし、そもそも文章がヘタなのでいまいち惹き込まれない。心霊スポット自体は多そうなんだけどね、栃木。2023/08/24
鵞鳥
1
神秘性でみるとかなり上位の県ではないだろうか。2021/08/10
ekura
1
日にちを表題にしている怪談で、その日にちについて本文で致命的な誤植がある。もしかして誤植じゃなくて元々その日だったのかなとか思うことまで込みで怪談表現ですか? 多分違うよね。校正ちゃんとしてほしい。2021/05/11
三陽パパ
0
「怪異が多発するスーパー」は身近なスーパーと特徴が一致していて怖かったです。「百目鬼」では長岡百穴も取り上げられており、藤原秀郷の伝説など宇都宮の不思議な話がたくさん出てきて楽しめました。ケンちゃんハウス、懐かしい。2023/12/30