出版社内容情報
神戸、西宮、尼崎……、兵庫の都市を魔が侵す!
内容説明
姫路城天守閣に長壁姫の影が…闇が兵庫を浸食する。
目次
第1章 但馬・淡路(抜いてはいけない(美方郡)
スマイル(豊岡市) ほか)
第2章 播磨(燃える空(加西市)
加西の夢(姫路市) ほか)
第3章 神戸地域(ノック(神戸市)
開かずの間(神戸市) ほか)
第4章 阪神北地域(足音(伊丹市)
歌劇(宝塚市) ほか)
第5章 阪神南地域(帰り道(芦屋市)
猫の学校(西宮市) ほか)
著者等紹介
宇津呂鹿太郎[ウツロシカタロウ]
兵庫県尼崎市出身。怪談作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ココアにんにく
5
よく知ったローカルな地名が出てくると身近すぎてゾッとする量が倍増します。また、怖いイラストが不意打ちに現れるので、ほんとゾッとしました、「緑のおばはん」怖い。兵庫の昔話や歴史や地理の本はたまに読みますが、怪談は初めて。身近すぎる臨場感が怖い。播磨の奥山さんの2話、伊丹の話、最近記事で見かける摩耶観光ホテルなど印象的。「衝動」などに見える、何かに突き動かされる系の話も不思議でゾッとします。夜中に読んだことを後悔しています。2024/01/23
すだま
2
確かに兵庫の怖い話でした。2023/05/12
hinata
2
図書館の平台で。地元ということで興味がわき読んでみた。あまり怖さはなかった。ただ姫路城は天守に刑部神社があるのでその意味が分かり守護霊的な存在だったんですね、それと姫路城の百閒廊下には腰元風の幽霊が出るのを見た人がいると友達に聞きました2021/08/30
ハル
1
⭐⭐2019/11/02
Stair512754
0
地元の図書館本 地元ネタがあるのかと思い後ろの方だけサッと読んでみた ふんふん、そうなるのね なんて軽い気持ちで読める話がほとんどだった「母に纏わるいくつかの話」はなるほどなぁ、なんて感心した 「キャッチボール」は怖かった 何処の自然公園?あそこ? 「訪問者」は尼崎の歴史を感じる一篇 最後の「大人の話」にはとても考えさせられた 信子さん、本当に優しい けど、親戚に白い目で見られる それでも供養を止めない、う~ん この一篇だけでも読む価値ありました 2021/07/28