出版社内容情報
雪すさぶ冬の山、古来より伝わる呪われし因縁、新潟には「闇」がまとわりついてる・・・・・・!
内容説明
銀世界に現れた一筋の闇は…怨霊?駒ヶ岳、八海山、国府川、越後の山河にまつわりし奇譚集。
目次
第1章 山の章(懐旧―越後駒ヶ岳(魚沼市・南魚沼市)
前兆―八海山その一(南魚沼市) ほか)
第2章 河の章(激励―信濃川(新潟市)
桜吹雪―加治川(新発田市) ほか)
第3章 昔人の章(遊郭(新潟市)
渇き―ドンチ池(新潟市) ほか)
第4章 現人の章(案山子(新潟市)
イタリアン(新潟市) ほか)
著者等紹介
寺井広樹[テライヒロキ]
1980年生まれ。怪談蒐集家。銚子電鉄とコラボして「お化け屋敷電車」をプロデュース
とよしま亜紀[トヨシマアキ]
雑誌・書籍編集兼ライター。漫画原作等も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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あたびー
45
山、河、昔人、現人とカテゴライズされた実話会談集。全てどこであった怪異か記録されているので、リアリティがある。キツネやタヌキに化かされたような話が大好きで、いくつかそういった話があったので楽しかった。おいなりさんはおキツネ様に要求されたらすぐに差し上げないと行けませんね。今は馬がいないので泥団子でよかったです。へぎそば食わせろと暴れていた餓鬼の霊はミントキャンディーで満足したのでしょうか?私が餓鬼なら馬鹿にすんねい!ともっと暴れそう。霊峰八海山や妙高山、温泉、そういった興味もつきません。2022/09/26
eyemu
9
実家の市はなかった。 意外と家の周りは怪談のない、何か清められた土地なのだろうか。 因みに、山も川も海もあるところだから。 いろんな神様や何かそのようなモノが周りに沢山いらっしゃって、視える人たちは共存しているんだろうな。 私は山側だったんだけど・・・ね。2024/10/23
tow
6
どうも山の話はピンと来ない。虫嫌いだから、行かないしな。2020/05/17
よじ
3
怖い話シリーズの新潟篇 新潟の気候風土、伝統、伝説からさまざまな怖い話が出てきて楽しめた。 ドンチ池。以外と近所なのだが知らなかった。2020/03/04
ウブド
2
きつねの嫁入りその一が印象的でした。山での怪異がいくつか載っていますが、山ではいろいろ不思議なことがありますね。2021/12/05