出版社内容情報
TM NETWORK木根尚登×「涙活」発案者いじめ撲滅をテーマにした感動の1冊!!
内容説明
「おに」という名まえから、ぼくは、学校でいじめにあううちに、生きることがいやになって自殺を考えた矢先、とつぜん知らされたぼくの名まえのひみつ…。ぼくはおとうさん、おかあさんから、どれだけ愛されて、のぞまれて生まれてきたのかを!対象年齢5才以上。
著者等紹介
木根尚登[キネナオト]
1957年9月26日東京都生まれ。1984年小室哲哉、宇都宮隆と共にTM NETWORKとしてデビューし「Get Wild」で一躍ブレイク。また1989年にはファンタジー小説「CAROL」で小説家デビュー。ソロとしては25周年となり、劇団こどもみかん旗揚げ
寺井広樹[テライヒロキ]
涙活プロデューサー。涙を流すことで心のデトックスを図る「涙活」を発案
もずねこ[モズネコ]
北海道在住のイラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コージー
69
★★★★☆音楽ユニット「TM NETWORK」の木根尚登さんが、「いじめ撲滅への願い」を込めて書いた絵本。『涙活』のホームページに紹介されていて、たまたまプライムリーディングで見つけた。いじめる人に届いてほしい。そして、どん詰まりで、身動きが取れなくなる前に。声をかける。声を聞いてくれる。そんな存在がいること。とても大事だと思う。大人にもぜひ読んでほしい絵本である。【印象的な言葉】ある雨の朝、ぼくは、台所にいるお母さんに「ぼくなんか生まれてくるんじゃなかった」といってしまった。 2018/08/16
ひらちゃん
51
いじめを受けているこどもへ。親の気持ちも分かるが、「おに」と言う名前はいかがなものか。強くあれという親の心は理解出来るのだけど…。愛されているメッセージを子供が受け止められたのだから良かったのかな。2018/07/28
つき
9
困難があっても跳ね除けられるように強くあって欲しいという願いで「おに」と名付けられた男の子の話。なんだかなー。”悪魔くん“事件を髣髴とさせられる。鬼を退治した渡辺綱から取ってもいいじゃん。お父さんもっと考えてあげなよ! とイラッとした。 てか、キラキラネームに対しての警鐘?? んなわけないか。 木根尚登さんの文章だから読んだんだけどなあ。2018/01/12
遠い日
8
「おに」という名前に込められた意味。親の願いはいじめの対象になってしまった。いじめられ、逃げ込んだ心の奥。生きることを放棄しようとした時にみた走馬灯。親の思いが届いた時、自分のこれまでを受け入れることができた。蛇足ながら今晩の「日本人のおなまえっ」(NHK)で、「鬼」のすばらしい意味を解説していました。2017/08/31
おはなし会 芽ぶっく
7
読んでいて悲しく悔しく怒りを覚えた。『いじめ』の話。著者はいじめの加害者・被害者を経験しているそうです。気がつかなくて加害者になっているのかもしれない。被害者になったら…それが子どもだったら声を出してくれない…親の、大人の気づきが必要。2018/12/18