出版社内容情報
芸能界の撮影現場で本当にあった怖い話!秋の夜長に、えぐい恐怖をあなたにお届け!
内容説明
心霊番組の監督Tが廃墟でのゲリラ撮影中に突然見舞われた謎の怪異、若手監督Mが新人女性タレントを自宅に連れ込んで起きた恐怖の出来事、放送作家Tがディレクターに見せられた異様な心霊ビデオ―。ホラー映画の監督や脚本家として活躍する筆者が、実際に撮影現場で見聞きした数々の恐怖実話を収録。実際に体験したからこそ伝えられる、恐怖のリアリティ。
目次
廃ビル
やらせ
MC
団地
メイクルーム
中国1
撮影妨害
枕営業
死体役
気配〔ほか〕
著者等紹介
福谷修[フクタニオサム]
映画監督・作家・脚本家。構成作家、ライターを経て、日本香港合作ホラー「最後の晩餐」で監督デビュー。同作はスコットランド国際ホラー映画祭で準グランプリを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
252
福谷修さんはホラー専門の映画監督で心霊恐怖ネタを多くお持ちの方ですので全40編の話のどれもが安心して楽しめましたね。専門家の語る実話怪談は本当にありそうな説得力があってリアルな恐怖の余韻が堪らなく恐ろしくて季節に関係なく震えますよ。『廃ビル』映画監督のK氏は都市伝説をテーマにしたオリジナルビデオ作品を撮る事になり出資者の所有する廃ビルを舞台に撮影は順調に進んだ。スタッフやキャストは当日に帰宅したがK氏だけは毎晩ビルの地下に泊まり込んだ。何のトラブルもなく撮影を終えたK氏は久々の我が家へ帰り疲れて忽ち寝た。2023/01/19
HANA
49
実話怪談集。映画の撮影や芸能界に特化した内容となっている。ただ怪談としては類型化した話が多いように感じられる。基本的なパターンがロケ地でこのような出来事がありました。か、番組の収録中にこんな事が起こりました。という二つのパターンのどちらかであるし。怪談というよりは業界裏話的な部分の方が楽しめたかな。怪談というよりそこに棲んでいる人間の方が魑魅魍魎的だし。著者の小説はそのB級感も含めて好きなので、本書のように嫌感無くストレートな話ばかりだったのは少々残念であった。墓を掘り返す話や猿の話とかは面白かったけど。2015/11/20
澤水月
27
芸能、特にホラー映画やドラマ撮影の裏話怪談。元々芸能怪談や実話暴露モノ好きなので私は好み。同じ社から芸能界怪談本5冊ほど出ていたが似た感じで好感…てもしやあれもこの方入って書いてたのかな? カウチキャスティング(枕営業)の罠な話とか報道記者が左遷でバラエティに来て心霊モノ撮る時の感覚とかリアリティ感じた。霊能者が当てすぎた話…飯島愛の件、あと差別問題含みの強烈な某県某村少女殺害の遺体発見前に、ピタリと言っていいほど「ある」場所を当てた僧侶がいたのだが当たりすぎたためか黙殺されたの思い出したな…2015/11/05
鬼灯の金魚草
9
ゲーノー界ってこわっ!一般ピーポーで良かった。2016/06/05
あにき
4
電子版2016/02/26