出版社内容情報
シリーズ累計12万部超!『蛟堂報復録』シリーズの人気作家 鈴木麻純 書き下ろし最新作!!
内容説明
帰宅途中、吸血鬼に襲われて以来、人外の力に悩む男子高生・玲。その元凶の男の名はエイドリアン。死ぬほど腹が減って血を吸ったと言う。かつての栄光は見る影もなく、今や六畳一間で貧乏暮らし。「人間に戻りたい」思いを抱える気弱な玲は、見栄っ張りで態度だけは偉そうな貧乏吸血鬼にこき使われながら、妖しい事件の数々へ挑む!正反対な性格の二人が織りなす、時代も種族も越えた絆が愛おしくなる現代奇譚。
著者等紹介
鈴木麻純[スズキマスミ]
1985年、静岡県生まれ。2007年にwebサイト「Nosferatu」を開設。創作小説を書き始める。『蛟堂報復録』でアルファポリスミステリー小説大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
43
小学生の頃読んだアルセーヌ・ルパンや宝島のような冒険小説には程遠いヴァンパイアものではあるがなぜか懐かしい出だしであった。夜のコンビニの帰りに倒れていた人を介抱した時から人生の悲喜を味わう高校生眷属。お人好しであることを憂う内容で・・この本に出合う前の二冊が良かったからか・・ちょっと心が寂しくなった。とは言えこのまま続編に移動します。これもkindleunlimitedです。「弓と剣」も「フェンリル母さんとあったかご飯~」も購入するには高額過ぎました(ノД`)・゜・。2019/06/01
しましまこ
13
六畳一間暮らしの極貧俺様吸血鬼、吸血鬼協同組合東京支部・練馬支店とツボ満載。楽しかったが帯にあった『心が温まる』とまでは… 様子見。2015/09/21
紅羽
10
ある日、道で具合の悪そうな男性を介抱したら、半分吸血鬼の仲間入りをする事になってしまい日常が大変な事に…。美形なのにわりと庶民派な吸血鬼、エイドリアンが意外にもいい奴で面白かったです。コンビニのバイトや引っ越し屋、最後には封筒折りの内職まで…。吸血鬼も現代で生きるのは世知辛いようですね。2015/09/24
睦月
7
私が思ってた吸血鬼と違う(笑)2015/09/02
なぎ
6
BL色満載の表紙が気になって購入。つまらなくはないけど盛り上がりには少し欠けるかな。昔はお城に住む程に充実した生活環境だったエイドリアンが今や六畳一間で生活+バイトでなんとか食い繋いでいるとか世知辛い状況には苦笑。玲は女性と間違えられる程に中性的という設定、受身がこの設定なのはお約束。高校生にしては玲・祥吾・凛子の仲は色々とありながらも良すぎだなと思いますが、それでも玲が吸血鬼になってしまったと告白できる程の信頼関係はないようで玲には早く楽になってもらいたいなと思ったり。2015/09/05
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