出版社内容情報
最強の天才理系女子(リケジョ)が帰ってくる!論理か感情か!? あなたのココロを刺激する理系学園ミステリー!
内容説明
R大学・情報理工学部・研究室の主「またたびさん」こと木天蓼麻美と、その食事運搬係として毎日こき使われるお人好し・相川作久良の日常は相変わらずのんびりしていた。ある日、実験中のロボットアームが暴走する事故が発生し、その原因究明の依頼を受けた麻美は言う。「その事故の犯人は私かもしれない…」。いつも感情を見せない、またたびさんの過去に一体何が!?ほろ苦いのに、心が和む理系女子ミステリー!
著者等紹介
日野イズム[ヒノイズム]
1985年生まれ、千葉県出身。大学在学中に第4回スクウェア・エニックス小説大賞佳作を受賞。受賞作「ロールプレイ」でデビュー。立命館大学情報理工学部卒業、奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士前期課程(工学)修了。現在は企業研究者としてコンピュータビジョンの研究に従事する傍ら、小説執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しぇん
16
KindleUnlimitedて。進化著しい分野で2015年と時代が経ってしまってますが、当時からディープラーニングとか流行っていた、な、と。人工知能という幅広すぎる言葉の解説から入ってくれたのはよかったです。一巻にあっま主人公の異常性は無くなってよい助手キャラぽくなってたのは少し残念。またたびさんも普通の良い先輩に近くなってるように感じました2023/09/18
瀧ながれ
15
これはもしや、前巻を読んで、「りっちゃんの愛の体当たりがどーん♪」と思ったわたしのようなぽややんな人間に対するアンサーか?全編使ってまたたびさんに説教された気分であります、お恥ずかしい。要となる難しい用語はわかりませんが、場所が登場人物の行動でどうなって、それがアレをナニしてそんなことに、という流れを理解できたので、スッキリ読み終えました。主人公の得体の知れない感じが薄れたのが少し残念ですが、脇役が立ってきたのは楽しいです。松木くん、いいヤツ。2015/09/04
よっしー
14
またたびさんと作久良くん、同じ研究室に入ったこともあって良い距離感を保ちながら過ごしてますね~。読んでいて理不尽と思うことも普通に受け入れてしまってるので、どこか微笑ましく感じていました。ロボットアーム事件、人工知能が怖いという話もありましたが…確かに怖いのは人間ですよね。予想外の行動、理由も無しに理不尽な行動、機械の方がよほど正確というのにも納得がいきました。またたびさんも一歩前進?でも、居心地の良い場所からは動きたくないみたいですね(笑2021/08/20
彩灯尋
10
今回は人工知能に絡めた謎。なぜ人工知能のロボットは学習もプログラムもさせていない動きをしてしまったのか。そして気になる、またたびさんの過去も明らかに。どちらに関してもすっきりとなる結末。面白かった。現実で人工知能同士が、人間には理解できない言語で会話を始めた例があったよね?そういうのがあるのを聞くと、人工知能ってなんだか怖いなぁと思ってしまう。2022/07/04
RED FOX
9
情報理工学部で今度はロボットアームが研究員を殴る事件が!とうとう人工知能が人間へ反旗?またまたお人よしのさくら君が事件に巻き込まれ事件解明を仰せつかるが・・・。犯行動機はイカれてたがトリックは秀逸!面白かった。「人間の感情はわかるが理解は出来ない」と断言する傍若無人な引きこもりリケジョ先輩は少しは人間らしくなれるのか・・・。2016/07/09
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