出版社内容情報
実在する銘酒とレシピ付きの創作料理も満載の食べ呑み短編連作小説開演
内容説明
駅から少し離れた裏路地に建つ古ビル。靴音がさびしく響く階段の3階に「ほっこり庵」はあります。毎晩、癖の強いお客さんが集う、このお店では酒の肴にピッタリな話題には事欠きません。今宵も、果たして何が起こるやら…。登場するのは、全て実在する銘酒ばかり。そして、思わず食べたくなる創作料理の再現レシピも収録して、ご来店をお待ちしています。
著者等紹介
板橋雅弘[イタバシマサヒロ]
小説家、漫画原作者、エッセイスト。東京都文京区出身。中央大学法学部卒。1991年から「週刊少年マガジン」でスタートした「BOYS BE…」シリーズが累計2000万部以上のベストセラーとなる。近年は絵本作家としても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はな
28
ほっこり庵と言う名前のお酒屋さん。美味しそうなお酒が出てくるのが魅力的。料理の描写があるのだけれどそこまでおいしそうと言うまでには至らなかったかな。色々居酒屋物を読みましたが一番あっさりしていた感じです。2015/08/02
メルル
26
アルコールにこだわりのある居酒屋。居酒屋といってもお洒落なようだし、ワインもある。けれど駄洒落やボケをかますおじ様の来店は居酒屋らしい(笑) 実在するワイナリーや酒蔵のエピソードが多々登場して面白い話だったが、「作者であるぼくの妄想によって脚色がなされ」の一文を読むとちょっと寂しかった。居酒屋話によくある人情系ではなかった。ほっこりとはちょっと違うかも。2016/04/07
瀧ながれ
23
おいしい酒を、おまかせ料理で楽しむ居酒屋のおはなし。長居できそうな居心地いい店内で、常連客の話にいっしょに喜んだり励ましたりしながら、ストーリーのあるお酒(すべて実在する)をぴったりの肴で味わい、心地よく酔える、…ので、ゲコのわたしは楽しみの緒をうまくつかまえられませんでした、残念。さらさらと読んでしまった。カレー店を開きたい青年のエピソードは、印象的でした。2015/06/25
緋莢
20
裏路地にひっそり建つ古ビルの3階にある店「ほっこり庵」、小さい立て看板が置いてあるだけなので、看板に気づく観察力と、それに誘われる好奇心がなければ見過ごしてしまう店。店主で料理長のポコさんと、お燗番兼雑用係のイタさんの夫婦二人で営むお店は、大儲けとはいかないまでも、常連客に愛され、営業を続けていた。そんなお店には、今日もお客さんが持ち込んだ、ちょっとしたエピソードがあって・・・2016/05/03
たんぽぽ
20
友人に勧められて読んで大正解。 燗酒飲んで美味しい料理をつまみたい。〆のカレーを食べて頭と気持ちをしゃっきりさせて家路につく…この店近所に欲しいなぁ。2015/10/12
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