オタサーの姫―オタク過密時代の植生学

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784864723701
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0076

出版社内容情報

女性の割合が少ない趣味のサークルにおいて、数多くのモテない男性に気を持たせ、結果として人間関係を破滅に導いてしまう「オタサーの姫」。「サークルクラッシャー」とも謂われる、彼女たちの生態にスポットを当て徹底的に考察した一冊。「オタサーの姫」の生態にメスを入れた解体新書が、ついに解禁!彼女たちの目的、正体とは一体――。全ては本書で明らかになる!

内容説明

日本人の5人に1人がオタクと言われる現代だが、カルチャーに由来する棲み分けのせいで、オタク男女の接点は乏しい。そんななか、男オタク多数の居場所にあらわれて、モテンモテンのモテモテになる「オタサーの姫」という存在が話題になっている。夢を与えるアイドルなのか、自意識過剰な勘違い女なのか、それともいびつな生態系の犠牲者なのか―。賛否うずまく「オタサーの姫」現象の実態に迫る!

目次

はじめに―「オタサーの姫」は都市伝説か
序論 「オタサーの姫」とは何か―「オタク過密時代」の偏った植生
姫よあなたは美しい―「オタサーの姫」の美意識とは
君はアニメな女のコ―ボクの話しかたってイタいのかい?
君はゲームな女のコ―TRPG・TCGと男女
リケジョは姫か―工業高校の姫、エリート理系女子の実情
夜と酒のアニクラ―アキバと融合したクラブ文化の実情とは
サークルクラッシュ!―オタク男が恋に落ちるとき
卒・オタサーの姫―田舎の同人娘の「オタサーの姫」体験記
麻雀ギャルと出会って―麻雀をする女のコは「オタサーの姫」なのか
電波な居場所の物語―アマチュア無線における女性の存在感とは

著者等紹介

ジャンヤー宇都[ジャンヤーウト]
東京都多摩地区出身。学習塾講師を務めたのち、編集プロダクション勤務を経て、現在はフリーランスの編集・ライター。主にITとカルチャーの分野で活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

††悪意と悲劇 ††

5
オタサーの姫の本だけど、オタサーの姫は出てきませんでした2016/10/13

ちくわ

4
社会学的な観点から、わりと真面目にオタサーの姫について描かれた本である。オタサーの姫というと、オタクコミュニティの紅一点であり、オタク男子に囲われた存在と一歩離れたところから観察しがちである。さらに進んで、オタサーの姫を中心とした恋愛関係が形成され、いわゆるサークルクラッシャーとして機能することも考えがちである。ある意味では当たっている側面はあるものの、オタクサークルごとにその現れ方は異なるし、オタサーの姫ごとの生い立ちや位置づけも変わってくる。本書では、様々なオタサーの様子が描かれる。2018/07/24

kenitirokikuti

4
雀姫と90年代のハムお姉さんの話が味わい深かった。ハムの女性率は5%ぐらいだったそうである。いたのか…2016/07/07

リンリ

3
図書館にありました なんでこんな本がとネタにして笑おうと読んでみたら高度な人間関係のエピソードが詰まっている本でした とてもよかった 表紙で判断出来ない1冊だったけどニコ動の話題もぜひいれてほしかった これだったら第2弾があってもいいかも2015/09/10

t_hirosaki(t_hirosaki)

3
『オタサーの姫とかいうイタい在り方をウエメセで笑い飛ばす本』かと思っていたのですがまったくそんなことはありませんで、自分の下世話さを反省した次第です。文章が特定の趣味嗜好を持つ人に対するヘイトにならないようにめちゃくちゃ気を遣っていて(註釈を多用することで、配慮をしていますよ、というスタンスが明確にされている)読んでいて心地良かったです。自らを自覚型サークラだったと位置付けるブロガーの方の過去語りが珠玉の出来で、男心を弄ぶ天然系小悪魔、みたいな評価はさほど適切じゃないなという思いを新たにした次第2015/06/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9697990
  • ご注意事項

最近チェックした商品