出版社内容情報
銚子鉄道を舞台に心温まる物語。小さな車両に夢と愛を乗せて、人々の小さな奇跡の物語をお届けします!
内容説明
十五歳の春。その女子高生は、小さな列車に飛び乗った。入学したばかりの高校へ、淡い恋心を胸に―。大正時代から、今も現役で走り続けるローカル線「銚子電鉄」には、乗客の数だけ人生のドラマがあった。歴史を知る老人、倦怠期を迎えた夫婦、夢を追う青年など。彼らは時に交差し、それぞれが誰かの灯火として行く先を照らしながら、やがて一つの奇蹟に遭遇する。心がほっこりと温まる、電車と人々の優しい物語。
著者等紹介
吉野翠[ヨシノミドリ]
千葉県出身。関東最東端を走るローカル列車・銚子電鉄に魅せられ、イベントサポーターとして活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
柊文庫本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
147
銚子電鉄に関わるお仕事系の話だと思いましたが、銚子電鉄はあくまでも舞台で、乗客する人達の人生の物語でしたね。読み進めていくうちに、優しく温かくなれました。熊神編では、感情移入してしまって、思わずウルッとしちゃいました。銚子電鉄に乗ってみたいし、犬吠埼灯台も見たいですね。疲れた時、心の余裕がない時に読むと、ほっこりと癒やされると思います。2018/04/09
いたろう
60
経営難と副業の濡れ煎餅で有名になった銚子電鉄を舞台にした連作短編集。高校生の恋、熟年夫婦のすれ違い、撮り鉄の恋、それぞれの短編がリンクして、銚子電鉄を中心としたドラマが展開する。といって、過度に銚子電鉄を前面に出す訳ではなく、うまく物語の背景にしている。銚子電鉄には乗ったことはないが、この本を読んで、乗ってみたくなった。そして、この本で銚子電鉄の合格祈願切符を知り、我が家にも受験生がいるので、通販で購入してみた。頑張れ受験生、頑張れ銚子電鉄。2015/12/29
ポチ
46
銚子電鉄の話しかと思い読みましたが、私には合わない話しでした。2017/11/10
たるき( ´ ▽ ` )ノ
45
銚子電鉄、乗ってみたくなった。3つのお話が少しずつリンクしていて、ちょっと楽しい気持ちにさせてくれた。本の内容よりも、銚子電鉄への興味の方が大きくなったかな(笑) 一度は乗ってみたいな♪2018/03/08
future4227
42
銚子電鉄を愛する人たちの恋物語3編。3つの話が同じ時系列でつながっているので、登場人物の謎の行動が次の話で解き明かされたりするのが面白い。私が一番ツボにはまったのは「富士見町のナンパ通り」が出てきたところ。千葉駅周辺で遊んでた人にしかわからない超ローカルな通称が出てきたのには感動!地元民しか感動できないフレーズなんだけど、さすが千葉県出身の作家さんだけあって、こういう所は外さないですね。どれもほのぼのする話でしたが、3編とも主人公のキャラが優柔不断というか、臆病というか、ちょっとイライラしてしまった。2017/08/05
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