出版社内容情報
マクドもスタバもない!?島根の片田舎を舞台に素人集団が歌って踊って、元気と感動を届ける笑いと涙のお仕事コメディ!
内容説明
就職活動に奔走する小国和昭は、ホテルチェーンの応接室で面食らっていた。「地域活性化のため、このミュージカルを成功させれば、正社員として採用する」と告げられたのだ。破れかぶれで島根県に向かうが、待ち受けていたのは、子どもから高齢者まで芝居も歌も未経験の素人たち。八方塞がりの片田舎で、舞台を成功させるべく、悪戦苦闘の毎日が始まった!今後の働き方に悩む人に贈る、笑いと涙のお仕事奮闘記!
著者等紹介
佐藤万里[サトウマリ]
1963年生。横浜市出身。慶應義塾大学理工学部卒業後、四季株式会社(劇団四季)に入社、製作業務に従事する。退社後はフリーの演出助手として数々の作品に参加。現在は小説、舞台作品の脚本・作詞、テレビドラマ等のシナリオの執筆を手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たるき( ´ ▽ ` )ノ
44
ミュージカルが仕上がっていくにつれ、読みやすさもどんどん加速していったように思う。それぞれの心情など、よく表現されていてわかりやすかったし、読んでいて楽しかった♪2018/03/12
きたさん
20
有名劇団に所属していたもののパッとせず劇団を辞めた青年が、再就職をしている最中、ひょんなことから地方活性化のミュージカルに携わるようになるお話。一番印象に残ったのは、まるで町おこしの宣伝のような土地の描写。確かに町の特徴や抱えている問題などよくわかるのだけれど、そんなにページを割くほどのことなのかなぁ、と気になってしまった。肝心のミュージカルに関わるところも、取り立てて目新しいこともなく、教科書のようなお行儀のよい内容が最後まで書かれていた印象。よく言えば無難。2023/02/20
蕭白
5
優しい感じのお話でした。「逃げた」経験を持つ人たちが、周りのやさしさや自分での頑張りの中で自信を取り戻していく様は読み心地抜群でした。2015/02/21
しぇん
3
うーん。微妙。働く元気貰えると帯にありましたが特にとしか……。劇に対する熱情は分かりましたが仕事面は薄かったし、人一人一人が薄く感じてしまいました。場面場面では良い所もあるんですが。まぁ帯でお仕事小説としての側面とか期待してしまった自分が良くないのでしょう。2015/01/31
がっちゃん
2
主人公と重なる所が多々あり、一つひとつの場面に共感。短く、話も纏まっていてとても読みやすかった。「すべてが上手くいくとは限らない。いや、むしろ壁にぶち当たってばっかりだ。心が弱くなることもある。才能というのはもしかしたら、どんなときでもあきらめずに続ける力のことをいうんじゃないだろうか。」2015/02/11
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