内容説明
不思議な幼い女の子・マキと出会った大学生・稀綱は、謎のおんぼろアパートに連れて行かれる。だが、その一室では妖怪たちが暮らしていたから大変。おまけにマキの育ての親・納戸婆からは「人間の社会のことを教えてやってくれ」と頼まれる始末。その日から、常識が吹き飛ぶ、波乱の毎日が始まる!有名、無名の妖怪が多数登場する、ほんのり切ない青春ハートフル・コメディー。作家活動25周年記念書き下ろし作品。
著者等紹介
神坂一[カンザカハジメ]
第1回ファンタジア長編小説大賞にて準入選を受賞した『スレイヤーズ』(富士見書房)でデビュー。1989年に第一作が刊行された同シリーズは大ヒットを記録し、ロングセラーとなる。以来、ライトノベルを中心に数多くの作品を刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はつばあば
42
申し訳ございません(^^;。あっさりと流されてしまいました。妖怪アパートのように感動もなく、現実社会に納戸婆さんにぬらりひょん?。ちょっと合わないなぁ。それにしてもマキちゃんがコインロッカーに入れられていたなんてショックでした。学生さんに子育ては・・最初のうちこそがんばれるでしょうが、二度と哀しい思いはさせたくないですね2019/06/01
hirune
34
【Kindle】漫画チックな軽くて楽しいお話しで面白かった。雰囲気は「よつばと!」という漫画に妖怪要素をプラスした感じです。妖怪連中に見込まれてしまった大学生の稀綱、だいぶ世界が広がって賑やかな生活になりましたけど、あんまり羨ましくはないかなぁ☆2017/07/28
瀧ながれ
27
自分の魅力を十分自覚して使いこなせるベテラン小説家が、のびのびと書きたいものを描いているのだから、そりゃあおもしろいよ、構成だって細かい掛け合い漫才だってカンペキだよ。都市型妖怪ものだけどフィールドワークもあるし、笑えてハチャメチャだけど最後はちゃんと泣かせる。わたし好みのキャラクターがいなかったのは残念だけど、「もうちょっと読みたい」感じが残る楽しい一冊でした。続編ないのかな。2015/09/28
nana
22
面白かった(^^)さすがのノリの良さと軽快さです。真っ直ぐさや考えさせられる部分もあって、続きがあったら読みたいです。2017/02/01
あー
13
ドタバタと楽しかった。2021/12/27