内容説明
父親を殺し、自分をレイプしたヤクザどもを殺すことを心に決めた中学生、玲奈。友人たちとともに復讐を果たし、ヤクザ殺しに成功するも、今度は、組織の雇った殺し屋に命を狙われることになる…。巨漢の男、幼い中国人の殺し屋、次々と奇怪な殺し屋が襲い掛かる中、玲奈たちは命を繋ぎ止め復讐を果たすことができるのか?!女子中学生たちの絶望的な青春を描いた凶悪無比なバトルアクション!
著者等紹介
平山夢明[ヒラヤマユメアキ]
神奈川県川崎市生まれ。「独白するユニバーサル横メルカトル」で、2006年に日本推理作家協会賞短編部門受賞、同名タイトルの作品集にて2007年度『このミステリーがすごい!』国内部門1位を獲得。2010年、『ダイナー』(ポプラ社)で第31回吉川英治文学新人賞の最終候補、第28回日本冒険小説協会大賞、第13回大藪春彦賞を受賞
浅野智哉[アサノトモヤ]
作家、著述家。雑誌・新聞でインタビュー記事、作品レビューも執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Bugsy Malone
17
平山夢明さん原案という事なので読んでみた。期待外れみたいな感想が多かったのでそのつもりで読み進めたが、「キル・ビル」みたいで、現実感は無いもののそこそこ面白かった。2015/04/01
ラルル
11
新刊情報で平山作品と書いてあったので予約購入したのに、買ってみたら別人が書いていたという完全な騙され購入(多分大方の購入者がコレじゃないかな)。でも折角なので読んでみたけど…いやー酷い。ネットにいくらでも素人無料投稿サイトがあるのでそちらに投稿して下さい、というレベルです。お金返してほしい2014/01/07
yamakujira
7
母親が失踪、父親は殺され、乗りこんできたヤクザにレイプされた女子中学生。親友とともにヤクザを殺し、殺し屋も次々撃破、最後には組長の邸宅を急襲する。なんとも薄っぺらい物語だけれど、タイトルの「厨坊~」で予想した通り。むしろエログロが少なくてよかったし、気軽なバイオレンスアクションとして楽しめる。ただ、表紙の絵がいいかげんすぎ、ロケットランチャーが多連装なのはご愛敬だとしても、握ってるのは青龍刀じゃなくて中華庖丁だよ~。ラストの戦闘は、年代的に「セーラー服と機関銃」を連想してしまった。 (★★★☆☆)2015/10/03
冬憑……(ふゆつき)
5
原案・・・さて何処までが原案なのか。本書を読みながら、何処かに埋もれる欠片の様な「平山夢明感」を探していたが、「ペラ1の紙にいつものキーガイスマイルで設定書き殴った位じゃないの?平山先生」っていう程私の読書力では何も感じられない、何とも言えない読後感。ただ途中から、そのチープでペラペラの内容にニヤニヤしている自分も居て・・・突っ込んだら負けだ!と繰り返し自分を鼓舞しながら読むという、なかなか貴重な体験が出来た本でありました。2015/04/09
旧式
4
読みながら、もっと早く出会えれば楽しめたかもしれないと思った。内容は予想通りチープな感がある。漫画と思えば無理はない。中二全開なので好きな方にはオススメ出来る。個人的にはラストが良かったので全体的に面白かった様に錯覚出来た。2015/05/13