内容説明
古きものを乱暴に駆逐しながら、新しい住民の生活に必要な全てが計画的に建設された町、西城…。新しい住民と、古きもののひずみは、やがて大きなうねりとなっていく。連続する惨劇の始まりは、一軒の骨とう品屋に持ち込まれた謎の釣り針からだった…。呪われた怪談蒐集家、西浦和也が目から血を流し、視力を削りながら書き記した戦慄のホラー小説。あなたの身の毛、何度、よだつことかな。
著者等紹介
西浦和也[ニシウラワ]
怪談蒐集家、小説家。老舗怪談サイト“コ・ワ・イ・ハ・ナ・シ・ヤ・ミ・ノ・サ・サ・ヤ・キ”の管理人。トークライブを行いながら、書籍の執筆、ゲーム、DVD等の企画も手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かおりんご
22
小説。ホラーというよりファンタジー。登場人物のキャラ設定が分かりづらく、読みにくい。途中に出てきた「サワリの間」は、西浦和也さんのどこかの本で読んだ話をアレンジしたものだと思われる。ほんのちょっぴりホラーも交えているんだろうけど、終わり方も今ひとつ。一家が消えたら、大騒ぎになるんじゃない?2020/12/13
ネムコ
20
「しまった!」と思った。これ実話怪談じゃなくて小説じゃん!(←失礼)。登場する少女たちが元気で魅力的。少女たちに押されて、中心人物のナルミ氏が印象薄くなってしまってますが、読後感は良かったです。2022/12/23
ラルル
9
状況や登場人物に魅力が持てず前半で挫折。気がむいたらもう一度チャレンジしてみますが、どうかな。文章もちょっと読みづらい(状況が掴みにくい)ので読んでいて疲れました2014/03/06
tow
8
面白かった。たくさんのキャラクターが少しずつ重なりあって、そのまま。や、面白かったんだよ。あちこち手を出したけど、やっぱりまとまらなかったのかな、って雰囲気が。や、面白かったんだよ。2016/12/30
眠る山猫屋
7
思っていたより楽しめた。ちょっとだけ物足りないけれど、後半へ向かうにしたがって引き込み力アップ。怖くはないけれど。主人公の正体とか、これから続編がでるのかとか、様々な謎を秘めつつ、なかなか爽やかな終わり方だったなぁ。2014/06/06