内容説明
浜辺で女の子と子ねこは出会いました。ふたりの宝物のような日々はやがて…涙が止まらない恋のおはなし。せつなくも心あたたまる絵本。
著者等紹介
竹澤汀[タケザワミギワ]
Goose houseのメンバーの一員で、ファンタジーな独特の世界を作り出すシンガーソングライター
もずねこ[モズネコ]
北海道在住のイラストレーター。カット、装画、絵本挿絵、フライヤー、CDジャケットなどのイラストレーターとして活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しいたけ
95
ひとりぼっちの女の子のもとに現れた黒猫のプシュケ。蜜月を過ぎ、女の子は別の恋を手に入れる。お月さまは言う。「ざんねんだけどきみと女の子はちがうんだ。いのちの長さも恋する気持ちも」。「いつの日かこの気持ちがとどきますように」片思いの終わりは切なくて、それでもほのかに夜を照らす。思う気持ちは形を変えて、きっといつかは届くはず。2017/02/22
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
86
人間の女の子に恋をした猫の物語。パステルカラーの絵が美しい。そして、猫の表情が愛しいのです。一人ぼっちだった女の子の唯一の友だちになった仔猫のプシュケ。オスなのに、エロス(キューピッド)の恋人の名前がつけられました。人と話すのが苦手だった女の子は、プシュケと過ごすうちに元気になって、人間の友だちができました。やがて、恋人も。さみしくて泣くプシュケにお月さまが言いました。「残念だけどきみと女の子は違うんだ。いのちの長さも、恋する気持ちも」。本当にそうなのかな? 恋する気持ちに違いなんてないんじゃないのかな。2015/02/26
蒼雨
37
本屋になくて、図書館もいつも貸し出し中で、読みたくて読みたくてウズウズしてた絵本に今日やっと出会えました‼︎絵本を読んだのすごく久々。多分リアルに小学生のときぶりなのですが、絵本っていいですね。なんか心があたたかくなります(*˘︶˘*)そしてわたしはこれを3分もかからずに読んで、1分かからずに泣きました← Goose houseの猫のプシュケとか聞きながら読むともう涙腺ダメです。動物飼ってるからこそかもしれませんが、早く図書館に返してたくさんの人に読んでもらいたいです‼︎わたしは買うと決めました笑2015/11/26
1039kuri
31
黒い猫にはたくさん思い出があるので、表紙のコを見ただけでうるっとなりました。黒い猫さん(ワンコもね)って、後で写真を見ても、なんだか表情が分からないということがあるんです。でも「あのコ」を良く知っている私たちは、その時のあのコの本当の表情をよく分かっているのですが…。切なかったです。2013/09/20
美紀ちゃん
31
「残念だけど、きみと女の子はちがうんだ。いのちの長さも恋する気持ちも」というところで、きゅんとした。2013/08/20