内容説明
勤勉な女子大生・琴音が見つけたアルバイトは、青年実業家・白石周平の秘書だった。それまで化粧気もなく恋愛経験もなかった琴音は、周平の悪戯っ子のような笑みに惹かれ、「特別な関係」へと堕ちていく。そして、ある夜誘われたホテルの一室で彼女を待ち受けていたのは、目眩い快楽の世界だった。周平は琴音が隠し持っていた「もうひとりの淫乱なわたし」を暴き、犯し、解放していく。激しい欲望と純粋な愛情に溢れる、痛く切ない主従関係ラブストーリー。
著者等紹介
大石圭[オオイシケイ]
1961年5月10日東京都目黒区生まれ。法政大学文学部卒。1993年『履き忘れたもう片方の靴』で第30回文藝賞佳作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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そのぼん
25
THE変態祭って感じでした。最初から最後までエロエロで読むの疲れたよ・・・。といいつつも、あとがきはしっかり締めてくれてたので読みごたえがありました。・・・って、褒めるところ間違ってるかな(((^_^;)2013/08/13
まさきち
16
呪怨やアンダーユアベッドの大石圭さんだけに期待して手にとってみたものの、正直期待はずれでした。内容的には深みのない薄っぺらい、表現も作文のような単なるつまらんエロ小説でした・・・2013/07/21
Madoka.@書店員復帰を目指し中!
9
大石圭の作品を熱心に読んでる方がこの作品を読んだらがっかりするのではないだろうかと私は思う。私は楽しみにしていただけにがっかりした。最初の方で展開がよめてしまう。たくさん作品を出しているのでマンネリ化も否めないが最近はちょっとマンネリ化具合がハンパない気もする。あとがきは人生について考えさせられた。大石圭の言葉は本当に深い。2013/06/16
なつき
8
青年実業家の元でアルバイトを始めた女子大生。妻帯者である彼から「愛人になってほしい」と言われ・・・。かなり方向性が違ってた。これは愛じゃないだろう?SMモノとしてもなんだか違う気が。「妻に愛情はない」って若い子を弄ぶ男ってどうなんですかね。しかも離婚はしても結婚はできないっていう理由がなんとも・・・。ひさしぶりに(´д`)な本だった。2013/05/09
ニャンリッチ
7
私の知能が著しく低下する繁忙期には、こういう官能小説がちょうどよいのです。ただ、前半は興奮しましたが、後半は痛そう、苦しそうな面が強調されており、消化試合のような感じでした。別れがつらくなるくらいなら出会わなければよかったというヒロインの感情はよくわかります。主人公のお相手の男は、今の私と同い年なので、私はもう若者や青年の類ではないのだなとしみじみしました。2023/02/24
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