内容説明
革命支援組織“リベレーター”の襲来により、原大陸のパワーバランスは崩れた。各地で後手に回り、中立であるはずの市民も暴徒と化した結果、魔術戦士たちは“スウェーデンボリー魔術学校”へと追い詰められてしまう。ベイジットの情報を求めて旅するマヨールは、魔術戦士たちと合流。そこで、“戦術騎士団”団長エドとラチェットによる“魔王”オーフェンの救出計画を知る。しかし、作戦決行の直前、魔術学校に“ガンズ・オブ・リベラル”から新たな刺客が送り込まれ大規模な戦闘が始まってしまった。民間人や一般生徒をも巻き込み、誰もが救いを求める混乱の中、ついに拘束されていたオーフェンが立ち上がる。永き平穏と闘争の果てに辿り着いた、決断の物語。
著者等紹介
秋田禎信[アキタヨシノブ]
1973年生まれ。17歳で第3回ファンタジア長編小説大賞・準入選。『ひとつ火の粉の雪の中』にて作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gentleyellow
4
なんだか本編(旧シリーズというのか)後半に難し付き合い切れなくなってなってたところを、上手いこと補完してくれてる気がする。それよりなによりラチェットの巻ですね。ベイジットも好くなってきたし。もちろん、いい意味でだが。あ、いやマジでいい意味ですよ。2015/03/20
akiakki
3
やっぱりオーフェンは組織の長で政治や統治をやってるよりはぐれ魔術師で暴れてる方がらしい、いい意味で。2024/08/27
doskoi
2
あの口上の時は、きっと心持ち「まじつ」って言うことで、噛まずに言えたんだろう。マヨールにユーもはぐれ魔術師だろうと言う所は、ヴィクトールとの会話からのつながりで、マヨールへの好意が見えてニヤニヤしながらも、もうこいつどうやってもはぐれ魔術師にはなれねえだろとか思ったけど、よく考えたら最初の最初からはぐれにはぐれ切れてなかったような気もする。2012/09/29
KazuakiM
2
オーフェンがレキと共に船に乗り込むあたりが良い感じでした。あとはエドが天然入ってて面白かったです....もちろん、いい意味でです。次巻にキースが出てきてくれたらテンションあがりそうです。2012/09/27
グリチルリチン酸
1
そういえば魔王はいつから奥さんのこと呼ぶの「お前」から「君」になったのかな。気になるよね。もちろん、いい意味でだ。2013/02/07