内容説明
イラク・アフガニスタン戦争で配備された無人航空機搭載のスーパーカメラから見える世界が、いま、私たち市民の上空に展開されようとしている!映画『エネミー・オブ・アメリカ』の世界、ジョージ・オーウェル『1984年』におけるビッグ・ブラザー(高度監視社会)の世界はすでに現実化されている!われわれはこの技術をどう利用し、どう規制をかけていくのか。プライバシーを護りつつ、犯罪抑止することは可能か?超高度テクノロジーのメリットとデメリットを関係者への丹念な取材で、過不足なく描き切った本!
目次
プロローグ 空の目は大きな軍事資産となる!
第1部 すべてを見通す目のはじまり(アフガニスタンで直面した「新しい脅威」;「国家の敵」イラクの即席爆発物に対抗する技術;極秘プロジェクト「ゴルゴーン・ステア」隠れるなんてできないぞ!)
第2部 過度に監視される私たちの未来(誰もが、常に、上から観察される;ピクセルがもたらす平和:この技術を前向きな目的のために!;将来の空の目について「広域監視の今後」 ほか)
第3部 これからの長い道のり(「注目に値する戦い」匿名性の終焉!?技術がもたらす脅威;それは犯罪を防止し、住民の安全を守る、だが…;権力と恐怖「すべてが疑わしい世界」とプライバシー ほか)
著者等紹介
ミシェル,アーサー・ホーランド[ミシェル,アーサーホーランド] [Michel,Arthur Holland]
ジャーナリスト、研究者、そしてバード大学ドローン研究所共同責任者。これまでにさまざまな媒体で記事を書いている。また、アマゾン社のドローンによる配達やロボットによる幽霊船、対無人航空機などに関する多数の研究報告書やエッセイを執筆している
斉藤宗美[サイトウヒロミ]
国際関係の仕事に従事した後、英語・スペイン語の翻訳を手がける。カナダ、アメリカ、コスタリカ、オーストラリアなど、17年間を海外で過ごす。青山学院大学英米文学科卒業。オハイオ大学大学院国際関係学部修士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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