内容説明
第一次世界大戦期ヨーロッパで、数々の「迷信」や「呪術」が復活し、世を賑わした。護符、占い、予言、霊媒、魔術儀式、まじない、都市伝説―現代総力戦の幕開けの時代、“超自然的なるもの”に人々はなにを求めたのか?空前の大量死と社会変動に対峙するなかで、オカルトパワーの約束に魅入られた人々の驚くべきストーリーを明らかにする。かつてない“戦争民俗学/戦争社会史”の名著。
目次
第1章 驚異に満ちた戦争
第2章 予言の時代(昔の予言、いまの予言;あふれでる現代の予言者たち ほか)
第3章 ヴィジョン体験、霊、そして霊能者たち(天上のしるしと聖なる出現;マリア出現 ほか)
第4章 占いさまざま(占いという仕事;魔術代行 ほか)
第5章 戦場の幸運(不運を回避する;流行するお守り ほか)
第6章 塹壕の信仰と護身のお守り(防弾聖書;天国からの手紙 ほか)
第7章 余波
著者等紹介
デイヴィス,オーウェン[デイヴィス,オーウェン] [Davies,Owen]
ハートフォードシャー大学教授(社会史)。魔女、魔術、幽霊、民間療法、グリモワール(魔術書)について幅広い研究を行っている
江口之隆[エグチコレタカ]
1958年、福岡県生まれ。魔術研究家、翻訳家。フォロワー数6万人超のTwitterアカウント「西洋魔術博物館」を主宰。魅惑的な西洋魔術の世界に関するウィットに富んだ情報発信で幅広い層の人気を呼んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ノルノル
endormeuse
竜王五代の人
毒モナカジャンボ
木倉兵馬