内容説明
一体誰がどんな権限で正史と偽史を区別するのだろうか?ここで言う聖なる科学の「科学」とはフランシス・ベーコン、ゲーテも言っていたラテン語のスキエンティア(叡智)のこと。古史古伝=パラヒストリー(擬似史、例外史、番外史)の意義と役割を余すところなく伝える必読の書!
目次
第1章 古史古伝は霧のなかのロマン
第2章 浮かび上がってきた太古日本の謎―なぜ古史古伝を取り上げるのか
第3章 『先代旧事本紀』に隠されていた秘密―五憲法と十種の神宝が伝えようとしたもの
第4章 五七調で書かれた縄文叙事詩『ホツマツタヱ』―天君アマテルとワカ姫が教えようとしたもの
第5章 カタカムナの渦巻きが物語るもの―見えない世界と共鳴する波動科学が太古にあったのか
第6章 古史古伝はどう評価すればよいか―偽書か神話か宗教か、それとも「思い起こす」ことなのか
著者等紹介
モロー,エイヴリ[モロー,エイヴリ] [Morrow,Avery]
1987年にボストンの近くで生まれる。セント・ジョンズ・カレッジにて東洋古典を学ぶ。在籍中に京都の龍谷大学に留学。その後、佐賀県にて三年間英語の教師として勤務するかたわら、日本の古史古伝を研究、日本の聖地などを探訪。日本宗教史を専門として2018年に東京大学修士。現在、ブラウン大学博士課程。数々の神道論文は学術誌に掲載されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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