内容説明
誕生100年後も全世界ベストセラーを走り続ける驚異的タロット誕生秘話と数奇な運命のすべて。神秘学研究の碩学アーサー・エドワード・ウェイトと類まれなる感性を持った画家パメラ・コールマン・スミス。二人の才能が創り上げたタロット永遠の名作はいかにして誕生したのか?作者達の生涯、当時の出版・印刷事情、時代を超えて生まれ続ける数々の「リメイク・デッキ」を含め、ウェイト=スミス・タロットの魅惑的世界の秘密を解き明かすタロット研究の決定版!貴重な最初期版カード「パメラA・B・C・D」(「恋人」及び「太陽」札)世界初収録。画家パメラ・コールマン・スミスのタロット線描画78枚完全収録。
目次
第1部 アーチストと著者(アーサー・エドワード・ウェイト;パメラ・コールマン・スミス)
第2部 ウェイトの黄金の夜明け(黄金の夜明け団;世紀の変わり目のタロット事情;生彩を放つウェイト=スミス・タロット)
第3部 ウェイト=スミス・タロット(印刷技術;初期のウェイト=スミス版;初期ウェイト=スミス版に関する結論;第二次世界大戦後のウェイト=スミス・タロット;ウェイト=スミス・タロットの人気;著作権問題)
第4部 ウェイト=スミス・リメイクス―物語は続く ウェイト=スミス・タロットに「インスパイア」されたデッキ一覧(1911~2003年)(初期ウェイト=スミスのリメイク・デッキ―物語は続く;限定版芸術作品;リカラリング・デッキ群;過去20年間の大量生産品(1980~2003年))
著者等紹介
イェンセン,K.フランク[イェンセン,K.フランク] [Jensen,K.Frank]
1933年、デンマーク・コペンハーゲン生まれ。1975年、黄金の夜明け系のタロット書を発表。同年、「遊戯研究室」を立ち上げ、タロットカードや占い用カードの収集、分類、分析、保管を開始。その後、次々とタロットや関連本を世に問う。1989年から1997年にかけてタロットと占いカードを専門に扱う研究誌『マンテイア』の編集発行人となり、全16号を刊行。2002年、国際タロット協会より功績賞を贈呈される。2016年、他界。享年83歳
江口之隆[エグチコレタカ]
1958年、福岡県生まれ。魔術研究家、翻訳家。1983年、日本初の黄金の夜明け団の歴史書『黄金の夜明け』(共著、国書刊行会)を上梓。1984~85年にかけて英国・ウォーバーグ研究所で夜明け団研究を行う。Webサイト・Twitterアカウント「西洋魔術博物館」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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