Knock-the-knowing
教科書では教えてくれない イエス・キリストと神武天皇―茂木誠が世界の五大宗教を講義する

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  • サイズ B6判/ページ数 242p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784864715591
  • NDC分類 160
  • Cコード C0020

内容説明

現代の日本人が忘れてしまった神話的、宗教的思考を思い出そう。今の世界を理解するのに絶対必要な「知らなかった」では済まされない本物の教養。世界は宗教で出来ている!

目次

第1章 歴史を持つ文明と持たない文明
第2章 思想としての仏教、宗教としての仏教
第3章 バガヴァッド・ギーターの思想
第4章 暦と歴史の起源
第5章 ミトラ神と弥勒菩薩―世界史から日本が見える
第6章 神話と歴史

著者等紹介

茂木誠[モギマコト]
東京都出身。駿台予備学校世界史科講師。「東大世界史」、「難関国立大世界史」等の講座を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Honey

10
宗教の成り立ち、宗派の違い、暦との関係など、 そういえば知らなかった~という雑学的に とても楽しい歴史読み物。2018/02/03

南北

5
タイトルは「イエス・キリストと神武天皇」ですが、内容は、仏教やヒンズー教、ミトラ信仰と暦に関連させてキリスト教や神武紀元についての講演をまとめたもののようです。戦後の歴史教育は「神話だから教えてはならない」という考えの下に行われてきましたが、筆者は神話だから教えるべきであり、神話に関するさまざまな説を紹介した上でどう考えるかを問う授業をすればよいと述べています。ヒンズー教のパガヴァット・ギーターを知るきっかけになりましたし、ローマ帝国のコンスタンティヌス帝がミトラ教徒だったというのも興味深いと思いました。2018/02/06

新父帰る

4
著者は予備校の講師。日本史の授業は古事記から、世界史の授業は旧約聖書から始めるという異色の教師。さて本書だが、仏教、特に原始仏教について基本的な記述で終始し、日本の仏教については仏教ではないとして切り捨てる。むしろ重点はヒンドゥー教の思想と哲学に置かれる。小生の知らない「バガヴァット・ギーター」の思想を詳しく紹介。この思想が意外にも西洋哲学者に影響を与えていたことを指摘。恐らくこの本の中心テーマか?よって、イエス・キリストと神武天皇の記述はおまけ程度で終わっている。勿論、イスラム教にも多少触れているが・。2018/07/11

ひょん吉

4
その神様は、こっちの神様の化身である、分身である、生まれ変わりである、妻である、と適当な理由をつけて多神教の神様たちが混ざっていく。12月25日はミトラ神の誕生日です!時間をおいて再読したい本です。読みやすくておすすめ。2017/11/22

乱読家 護る会支持!

3
スピリチュアル系の方々の理論体系を見ると、個々の魂であるアートマンと、その全体であるブラフマンの考え方(インドのウパニシャッド哲学)をベースにしているものが多いように思います。 それは、「あらゆるものに魂が宿る」という、日本人のなんとなくの宗教観に通じるものであり、僕の宗教観もそれに近いです(無宗教ですが)。 日本人の宗教観は、天災の多さと、四季があり雨が多く肥沃な島国だからこそ育ったものだと考えるます。身の回りの圧倒的な生物の多さが、物と生物の区別を隠してしまうのでしょうね。 2022/02/10

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