内容説明
ドイツの、ドイツによる、ドイツのためのユーロの実態を鋭く分析。なぜドイツのみが財政黒字を達成し、ギリシャは永遠に財政破綻するのか!?迫り来る大量難民の行方は?ドイツの描いた多文化共生社会は、難民問題で崩れ落ちる。
目次
第1部 羊の皮を被ったオオカミ?今世界に再びその姿を露わにする「帝国主義」とは何なのか?(帝国主義とグローバリズムの本質は同じである!;かつてのホブソンの『帝国主義論』とピケティの『21世紀の資本』が提案する打開策は同じである;資本の輸出とは「利益」の国外移動のことである;プランテーション/国民農業と商業農業は全く別物である;帝国主義の「所得吸収」は軍事のみならず「条約・協定」においてなされる;日本の帝国主義は欧米とは全く性質が異なるものであった)
第2部 ドイツ第四帝国=ユー・グローバリズムの誕生(新帝国主義が住民の主権と所得を容赦なく奪う方法は「国際条約と協定」である;ドイツ第三帝国(ナチス)誕生の様相と現代日本の現象は酷似する
ドイツの「戦後」は「謝罪なし賠償なし」日本と全く違うのは何故か
ドイツ第四帝国はいかにしてユーロ・グローバリズムを拡大していったか
まさにドイツのためのEU・ユーロと化す
宗主国ドイツが自国のみを財政黒字に転化させたその仕組み)
第3部 黄昏れるドイツ第四帝国に難民問題は壊滅的打撃を与えるだろう(ドイツ第四帝国の経常収支を見れば、まさに植民地からの所得吸収の仕組みそのものとわかる;ギリシャはなぜ、破綻したのか?その原因は安倍政権が推進する緊縮財政そのものである;ユーロ圏は「地方交付税」がなくなった「巨大な日本」(都道府県制)そのものである
地中海難民問題はまちがいなくドイツ第四帝国と化したヨーロッパを崩壊に追い込む)
著者等紹介
三橋貴明[ミツハシタカアキ]
経世論研究所所長。1969年生まれ。東京都立大学(現・首都大学東京)経済学部卒業。データに基づいた経済理論が高い評価を得ており、デフレ脱却のための公共投資推進、反増税、反TPPのリーダー的論客として注目されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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