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独りファシズム―つまり生命は資本に翻弄され続けるのか?

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784864710367
  • NDC分類 304
  • Cコード C0031

内容説明

日本は既得権益者(政・官・財・米・報)が君臨するファシズム国家だ。

目次

第1章 Big Brotherに支配される米国社会が近似的未来であるのならば、我々は紛れもなく暗黒時代の端境期に生きています。(米国の国益を損なう者は検察に抹殺される;為政者、官僚、庶民も―全ての個人情報は抑圧者にツツヌケ、丸裸 ほか)
第2章 認識とはメディアが創出する知覚情報の主観的解釈に過ぎず、実相世界の我々は紛れもなくアンチユートピアの住人に他なりません。(被曝者救済もせず、疎開費用も出さず―棄民政策を冷酷に推進中。さらに業界・高級官僚は税金・原発利権を貪食;福島原発事故が、国家と報道による殺戮をもたらす ほか)
第3章 TPPも増税も社会保障費削減も、全てはプログラムされた論理爆弾であり、「システム」に埋設された実効命令群であり、周到に計画されたテロリズムと言えるでしょう。(日米同盟という人類史上最大の植民地政策。TPPという剥き出しの帝国主義;日本国民は、官僚と米国から重層的に搾取されている ほか)
第4章 民主主義とはすなわち衆愚政治であり、ポピュリズムとファシズムはDNAを共有する分離不可分の双生子です。(あまりに過酷な現実を直視して発狂しないようドラッグを施しているのか;アメリカの戦争は10カ年刻みの公共事業であり、TPPは国家主権の移譲要求 ほか)
第5章 社会は利権をプロトコルとする搾取のネットワーク体系であり、とどのつまり世界は資本(0)と暴力(1)がビット化した壮大なシステムと見なすべきでしょう。(統治理論とは「強者は貪り、弱者は食われる」というカニバリズム;国民は膨張する公債の債務者であり、連帯保証人に他ならない ほか)

著者等紹介

響堂雪乃[キョウドウユキノ]
外語大にてギリシャ語、ドイツ語、英語を専攻。卒業後、システムインテグレーターとして国内および東南アジア各国で勤務。その傍ら1999年より全国紙の補完メディアにて書評、音楽評、コラムを掲載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

猿谷透

2
ブログからの書籍化なのだが、大幅な加筆がなされている。いかに国民が財界、官僚、米国などから搾取を受けているかを、独特の文体で綴っている。この文体については好悪の分かれるところだろうが、内用についてはかなり的を射てるのではないか。陰謀論などと言う陳腐なフレーズで切り捨てるわけにはいかない。経済政策のみならず、原発事故後の対応が隠蔽と棄民に基づくものであるかが繰り返しテーマとしてあげられている。将来に希望をもつためには一度徹底的に絶望すべきであり、その目的において本書は推薦出来る2013/01/31

田舎っぺ狸

1
まさに「目からウロコがとれた」思いだ。 日本政府は,原発事故の賠償を一切しようとせず,20万人の被曝した子供たちの疎開費用も全く出そうとする気なく,被爆による病気の発生を放置しているのみならず,関東の3000万人への被曝の虞も放置し,日本を滅亡させようとしている,ということをちゃんと言っているのが良い。2013/08/29

志田健治

1
なんとなく感じていた国への疑惑がこの本で裏付けられました。信憑性高いです。国はメディアを使って国民を衆愚化している、というのに納得。まったくもって絶望的な世の中です。しかしまずはそこを知る事からだと思いました。映画『マトリックス』のネオが仮想世界に生きていたことに気づくことから人生が始まったように。2013/08/07

とんび

0
凄くうさん臭いところから出ている本の割に、中味は至極真っ当。現在が戦時下化しているというのは頷ける。この本から推察すれば、オリンピックは貧者に与えられる目くらましの娯楽であり、簒奪者の資本吸収装置という事になるのだろう。2013/09/28

とろろ

0
図書館にリクエストして読んだんですけど、表紙が思いのほか、えろかったので、カウンターでつらい思いをしましたw 文体はわざと凝ってこういうふうにしているとのことですが、下手すると中二病だよなあ、と。 でも内容は首肯しないでもない話なのですよ。陰謀論以前の話として、読んでおいて欲しいんだけど、文体がなー・・・2013/05/09

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