内容説明
日本は既得権益者(政・官・財・米・報)が君臨するファシズム国家だ。
目次
第1章 Big Brotherに支配される米国社会が近似的未来であるのならば、我々は紛れもなく暗黒時代の端境期に生きています。(米国の国益を損なう者は検察に抹殺される;為政者、官僚、庶民も―全ての個人情報は抑圧者にツツヌケ、丸裸 ほか)
第2章 認識とはメディアが創出する知覚情報の主観的解釈に過ぎず、実相世界の我々は紛れもなくアンチユートピアの住人に他なりません。(被曝者救済もせず、疎開費用も出さず―棄民政策を冷酷に推進中。さらに業界・高級官僚は税金・原発利権を貪食;福島原発事故が、国家と報道による殺戮をもたらす ほか)
第3章 TPPも増税も社会保障費削減も、全てはプログラムされた論理爆弾であり、「システム」に埋設された実効命令群であり、周到に計画されたテロリズムと言えるでしょう。(日米同盟という人類史上最大の植民地政策。TPPという剥き出しの帝国主義;日本国民は、官僚と米国から重層的に搾取されている ほか)
第4章 民主主義とはすなわち衆愚政治であり、ポピュリズムとファシズムはDNAを共有する分離不可分の双生子です。(あまりに過酷な現実を直視して発狂しないようドラッグを施しているのか;アメリカの戦争は10カ年刻みの公共事業であり、TPPは国家主権の移譲要求 ほか)
第5章 社会は利権をプロトコルとする搾取のネットワーク体系であり、とどのつまり世界は資本(0)と暴力(1)がビット化した壮大なシステムと見なすべきでしょう。(統治理論とは「強者は貪り、弱者は食われる」というカニバリズム;国民は膨張する公債の債務者であり、連帯保証人に他ならない ほか)
著者等紹介
響堂雪乃[キョウドウユキノ]
外語大にてギリシャ語、ドイツ語、英語を専攻。卒業後、システムインテグレーターとして国内および東南アジア各国で勤務。その傍ら1999年より全国紙の補完メディアにて書評、音楽評、コラムを掲載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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