内容説明
多様な他ジャンルと交わりながら容易には捉えきれないほどの広がりをみせ、ときに「わからない」ものとされる現代の「彫刻」について、作家、ギャラリスト、学芸員、批評家等々、さまざまな立場で彫刻に携わる24人の著者が、「彫刻をみる」=「彫刻を展示する」「彫刻を記録する」「彫刻を考える」という面から各々の視点で考察し、体験に基づいたリアルな言葉で綴る。「彫刻とは何か」を考える出発点となる一冊。
目次
彫刻を展示する(ギャラリーでの発表;美術館での発表;屋外彫刻展/シンポジウム;パブリックアート/コミッションワーク;展示技術)
彫刻を記録する(写真家がみる彫刻;批評家がみる彫刻)
彫刻を考える(インスタレーションと彫刻;レディ・メイドと彫刻;フィギュアと彫刻;映像によって表現される彫刻;置物と彫刻;銅像と彫刻)