内容説明
デザインに人間工学の知見を生かす“デザイン人間工学”という新しいジャンル。電気ポットからセスナのヒューマン・マシン・インタフェースまで、具体例とともに“デザイン人間工学”の基礎と応用を学ぶ。
目次
1 基礎編(人間工学とは;デザイン人間工学とは;人間の情報処理;人間の身体情報;環境;ヒューマン・マシン・システムの入出力系;人間の機能、行動、心理やユーザ要求事項を測る―人間工学計測方法;データ処理、統計概論)
2 応用編(ヒューマン・マシン・インタフェース(ハード系)のデザイン
ヒューマン・マシン・インタフェース(ソフト系)のデザイン
ユーザビリティの評価
バリアフリーデザインとユニバーサルデザイン
安全のデザイン
その他人間工学検討領域
サービスデザイン)
著者等紹介
山岡俊樹[ヤマオカトシキ]
1971年千葉大学工学部工業意匠学科卒業。1991年千葉大学自然科学研究科博士課程修了。1971年東京芝浦電気株式会社入社。1995年株式会社東芝デザインセンター担当部長(兼)情報・通信システム研究所ヒューマンインタフェース技術研究センター研究主幹。1998年和歌山大学システム工学部デザイン情報学科教授(学術博士)。2014年京都女子大学家政学部生活造形学科教授(学術博士)、和歌山大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koning
22
人間工学の基本とそれに基づくデザインの有り様に関する教科書。しかし第10章のソフト系UIのデザインに関するあたりは確かにそうなんだけどー、日本のソフトでこういうのを考えてるのあったっけ?あるいはコンセプトはいいけれど、実装がタコで使い物にならん!というのばかりになっちゃってるのはなぜだろう?と新たな疑問が(汗2015/07/08
月世界旅行したい
11
たまたま本屋の人間工学の棚を見ていたら偶然に見つけて購入。著者が理工系出身ということもあってかなり信頼できそうな内容。おもしろい。2015/05/06
の
3
人間工学に基づいた機能的デザインの手順を解説したもの。人間の情報処理力・五感・運動機能・環境・心理学などを踏まえたうえで、複雑化・多様化したシステムはどのようにデザインされれば良いのかを考える。人間が個体差の大きく、行動も不確実性の高いものならば、ハードはその逆で同じ動作を繰り返すもので、デザイナーは誰でも利用しやすいよう、起こりうる全ての事態を想定・列挙し、適切な対応ができるモノを制作する。説明書を読まなくても直観的に操作が可能なアフォーダンスこそが、現在のユーザーインタフェースには重要なのだろう。2015/07/09
かちを
0
★☆☆☆☆2018/01/20