内容説明
二〇一三年五月、フランスで同性どうしの結婚が認められることになった。世界で十四番目、ヨーロッパで九番目であった。法改正が引き起こした国を二分するほどの対立点と、それぞれの陣地の考察の在処を、しっかり把握すべく、本書は執筆された。
目次
第1部 同性婚の背景(ふたつの顔をもつフランス;結婚てなんだ?;同性親家庭の登場;実際の数は?;ジェンダー論)
第2部 賛成派と反対派の対立点(親であるということ;「子どもの権利」か「子どもを持つ権利」か;人工生殖技術乱用への懸念;平等という概念)
著者等紹介
浅野素女[アサノモトメ]
1960年生まれ。フランス在住、ジャーナリスト、エッセイスト。上智大学フランス語学科卒業。NHKラジオ深夜便のリポーターも務める。指圧は東洋医学を本格的に勉強し、フランスで免状取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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