明治期露西亜文学翻訳論攷

明治期露西亜文学翻訳論攷

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  • サイズ A5判/ページ数 413p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784864590730
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C3095

内容説明

明治時代、作家達は自らの文学を手にするべくロシア文学の森に踏みこんだ。文学にも翻訳にもあるべき型は無く、みなそれぞれの道を切り開いていった。作家達はロシア文学の翻訳を通じて何を得たのか?―この問いの答は「翻訳」という体験のもつ意味を鮮やかに提示する。

目次

第1章 高須治助―黎明期の翻訳
第2章 二葉亭四迷―ツルゲーネフの音調を写す
第3章 森鴎外―創作のための翻訳
第4章 内田魯庵―協同訳『罪と罰』
第5章 尾崎紅葉―翻訳に果たした役割
第6章 昇曙夢―風土・文学・言語
第7章 誰が翻訳したか―翻訳による原作の再創造

著者等紹介

加藤百合[カトウユリ]
筑波大学比較文化学類卒業。1990~92年政府間交換留学生としてロシア留学。東京大学総合文化研究科比較文学比較文化専攻博士課程修了。つくば国際大学講師、ロシア国立サンクトペテルブルグ大学助教授を経て筑波大学人文社会系文芸・言語専攻准教授。学術博士。専門は比較文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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