目次
まえがき―複眼で見る現代ロシア文化 チェブラーシカからソルジェニーツィンまで
第1章 変わりゆくロシアの日常
第2章 文学のロシア
第3章 物語消費するロシア
第4章 聴くロシア、観るロシア
第5章 過去を読み直すロシア
第6章 表象不能なロシア
第7章 越境するロシア
第8章 隣人ロシア
著者等紹介
野中進[ノナカススム]
埼玉大学教養学部准教授。専門は20世紀ロシア文学と批評理論。1967年生まれ
三浦清美[ミウラキヨハル]
電気通信大学情報理工学部准教授。博士(文学)。専門は中世ロシア文学、中世ロシア史、ロシア民俗学。1965年生まれ
グレチュコ,ヴァレリー[グレチュコ,ヴァレリー]
東京大学ほか非常勤講師。文学博士。専門はロシア文学、文化記号論。1964年、ロシア生まれ。ソ連、ドイツで学ぶ
井上まどか[イノウエマドカ]
立教大学ほか非常勤講師。博士(文学)。専門は近現代ロシア宗教史、宗教学。1971年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Hirouch
5
隣国ロシアについて、映画、テレビ番組、文学、音楽、写真、食、人々の暮らし、ロシア•ソビエト史、宗教、現在のロシア政治、日本との関わり、など考えられるあらゆる視点から考察されていて面白いです。ソビエト関連の本を読むと古い学者の本が多く、文体から彼らの根底にある価値観まで違和感を覚えることが多かったのだが、この本の執筆陣は比較的若いロシア研究者達とのことで、読みやすかったです。 ロシアとは個人的に縁がありますが、実は勝手に漠然と感じるロシア的なものが好きではありません。けれど何故か知りたくなる不思議。2015/01/04
工藤 杳
0
百花繚乱、大変面白い本でした。ロシア語専攻の生徒に与えれば、どこかしらのページには興味をもってもらえるのでは。2017/03/07
kuroko0803
0
ソ連崩壊から20年と書いてあったがあま上手くまとまっていない。様々な分野の紹介と本の案内がある。 2011年なだけ少し古くさい。半端な感じ。20年ならもって派手にひとつひとつを丁寧に掘り下げてもらいたい。 作家はいまだドストエフスキーみたいなイメージしかなかったので紹介の内容がよかった。ロシアを理解するのは歴史や社会主義、ソ連崩壊後と知らないと理解するのが難しいのかな。本の紹介が多くてどれからか迷う。基本の本をもっと絞ってほしい2016/11/07
ゆう
0
ロシア研究の参考文献として。ロシアの文化について、多角的な分析を見ることができた。異文化を自国でアレンジする点が日本に似ている、という指摘は新しい発見だった。2013/09/28
みこれっと
0
間違って借りた本。。。だけどもったいなかったので読む(笑)結果的に割と面白かったです。色々な本からの引用がおおく、芋づる的に読みたくなる感じ。最近ゴルバチョフのドキュメンタリーをNHKで見たけど(人相が変わっててびっくり。歳をとったなあ)、さらにこの本を読んでなんとな〜く「ロシア人とは」を感じられたように思う。2021/08/04
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