感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遊動する旧石器人
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2022年10月11日初版発行。14県の内容が中心となるが、弥生時代から古代に入るあたりまでの刀剣に関する研究の現在位置を確認するのに優れた1冊。自身は、刀剣に関して断片的な知識しか持ち得ておらず、このように通史的な概説を行ってもらえる書籍は有難い。前回の玉に引き続き、古代歴文化協議会の役割はとても大切である。本書は概説的な書籍であるが故に、つい細かい部分について気になってしまうのだが、本書の細かい部分が気になりだすそのこと自体が、研究の第一歩に繋がるのかもしれない。そういう意味でも未来の刀剣研究に有益。2023/12/20