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内容説明
絵を通して霊的世界へ誘う。見事な手法と解釈で名画に隠されているメッセージを読み解く。そして、驚くべき結末が待っていた…。2013年スペイン国内フィクション部門年間ベストセラー1位!
著者等紹介
シエラ,ハビエル[シエラ,ハビエル] [Sierra,Javier]
1971年、スペイン・テルエル生まれの作家・ジャーナリスト・研究家。マドリード・コンプルテンセ大学でジャーナリズム、情報科学を専攻。長年、月刊誌『科学を超えて』の編集長を務め、現在は同誌の顧問をしている。1998年『青い衣の女』で小説家デビュー。2004年に出版された『最後の晩餐の暗号』が英訳され、2006年3月に『ニューヨーク・タイムズ』紙のベストセラー第6位になったことで国際的にも注目される。現在、最も多くの言語に翻訳されているスペイン人作家のひとりである
八重樫克彦[ヤエガシカツヒコ]
1968年岩手県生まれ。ラテン音楽との出会いをきっかけに、長年、中南米・スペインで暮らす。現在は翻訳業に従事
八重樫由貴子[ヤエガシユキコ]
1967年奈良県生まれ。横浜国立大学教育学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
282
ミステリー仕立てをとった異色のプラド美術館案内。神秘的な謎の師ルイス・フォベルに導かれ(時には翻弄され)、プラドに収蔵された絵画に秘められた謎に迫ってゆく。まずはラファエロの『聖家族(真珠)』から。構図は聖母マリアの隣にエリザベツ、前面左にヨハネ(幼児)、右に幼子イエス、奥まったところにひっそりとヨセフといったもの。ここから始まって、次から次へと美術はのみならず、歴史、神学と博覧強記を振りかざす。『新黙示録』からロンギヌスの鑓へと、もう縦横無尽に展開する。面白いが、やや鼻につかないでもない。 2024/11/24
KAZOO
102
この作家は2冊目です。私にとっては教養小説的な感じやあるいはプラド美術館にある絵画を中心としたエッセイのような感じもします。むかし2回ほど訪ねたことがあり、なつかしさを覚えました。とくに好きな作家についての絵がカラフルな写真とともに掲載されていてミステリー的な要素もあったりで本の分野としてはかなり広いものになる感じで日本では今はまっている原田マハさんの小説を思い起こしました。2017/10/30
かりあ
14
すごく面白かった!!特に好きだったのは「快楽の園」の章と「死の勝利」の章。知的興奮に満ちている作品。もっといろんなことが知りたくてウズウズしてくる。最後の師の手紙の文章に痺れた。素晴らしい作品だった。2016/06/12
shizuca
9
行きなり現れたプラド美術館の師。どこのどなたなのか、そして彼が教えてくれる内容はどこへ向かうのか。登場する絵画がカラーで載せてあるのがとても嬉しいです。ダヴィンチコードや異人館画廊が好きな方は好きなんじゃないかな。謎解き、というか絵に込められたメッセージをうけとるの、本当に続々して面白い。プラド美術館、いってみたいなぁ。2017/12/01
マヨ
5
プラド美術館の絵の違ったバージョンの解説が繰り広げられている。キリスト教の知識がないので最初の方はピンとこなかったが、だんだん面白くなって来て、ボスの快楽の園の絵の見方、こういうのもあるんだと。読んでる途中で現地に行ったので、美術館の雰囲気を思い出しながら読んだ。ヨーロッパを理解するにはギリシャ神話とか聖書とか知ってたほうが楽しいですね。2017/05/27
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