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出版社内容情報
源流を知り尽くした翁の言葉のひとつひとつには哲学が。自然と触れ合う機会が少なくなってしまった今こそ多くの人に読んでほしい一冊 別冊つり人『渓流』で、「渓の翁」として親しまれている瀬畑雄三さん。日光テンカラの
伝承者である瀬畑さんは、テンカラ歴半世紀以上。未踏の源流に多くのルートを拓いた、まさに源流釣りのパイオニアとして活躍し続けています。
この本では、そんな瀬畑さんが後世に残したい知識、言葉をまとめています。
人の手の入らない山野に抱かれる喜び。イワナ、山菜、キノコなど、山の恵みの味わい。
焚き火を囲んで語らう夜……。源流釣行にはそういった奥深い魅力がある反面、時には荒々
しい自然の力に翻弄され、人間の小ささを知ることもあります。
源流を知り尽くしたといっていい翁の言葉のひとつひとつには、人と自然がともに生き
る知恵と哲学が詰め込まれています。自然と触れ合う機会が少なくなってしまった今こそ、
ぜひ多くの人に読んでほしい一冊です。
目次
瀬畑写真館
4
瀬畑雄三の道具考
変えなくていい。だから、そのまま。
17
野営術
33
「瀬畑ハウス」の作り方
34
焚き火のおこし方
46
簡単、渓のごはん
54
質素なおかず
60
瀬畑雄三が拓いた遡行ルート
63
秋田県/雄物川水系玉川支流 大深沢
64
新潟県/阿賀野川水系 早出川(今早出沢)、割岩沢
70
山形県/赤川水系 八久和川(出谷川)
74
山形県/赤川水系東大鳥川支流 西ノ俣沢
82
福島県/只見川水系 白戸川
86
福島県/只見川水系袖沢支流 御神楽沢
92
新潟県/荒川水系大石川支流 東俣沢
96
長野県/信濃川水系中津川支流 魚野川
100
生い立ち
105
少年時代の狩猟採集生活
115
九死に一生譚
119
瀬畑雄三さんとの思い出
石垣尚男、我妻徳雄、天野勝利、丸山 剛
129
『渓流』30周年座談会
瀬畑雄三、高桑信一、深瀬信夫、若杉 隆
147
テンカラ写真館
161
毛バリ巻きの手順
176
ライン作り
188
日光テンカラの系譜
193
日光テンカラの故郷・小来川の旧友
201
渓語り
211
『渓流』誌の記録
227
渓流 ’85 新潟県・大石川東俣沢
228
渓流 ’90 春 山人たちとの出会い
244
渓流 ’93 夏 北アルプス・黒薙川北又谷
254
渓流 ’95 夏 越後川内山塊・杉川
268
渓流 ’97 夏 瀬畑雄三 源頭放流を糺す
277
渓流2001春 「撤去」の危機迫る、和賀・堀内沢のマタギ小屋
287
渓流2002春 川内山塊・杉川
300
発想の力
313
あとがき
318
浦 壮一郎[ウラソウイチロウ]
編集
目次
瀬畑雄三の道具考(変えなくていい。だから、そのまま。)
野営術(「瀬畑ハウス」の作り方;焚き火のおこし方 ほか)
瀬畑雄三が拓いた遡行ルート(秋田県/雄物川水系玉川支流 大深沢;新潟県/阿賀野川水系 早出川(今早出沢)、割岩沢 ほか)
渓語り
『渓流』誌の記録(渓流’85 新潟県・大石川東俣沢;渓流’90春 山人たちとの出会い ほか)
著者等紹介
浦壮一郎[ウラソウイチロウ]
1966年東京生まれ。フォトジャーナリスト。出版社、編集プロダクションを経て1995年にフリーに。同年より長良川河口堰ほか多目的ダム建設計画など公共事業問題を中心に取材を続ける。近年は砂防ダム、治山ダム問題についても意欲的に取材。北海道から九州まで、全国の渓流を歩き続けている。またフォトグラファーとしても活動しており、『渓流』などの雑誌を中心に撮影活動を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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読書ノオト
Daisuke Yagi